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アシュリンジャパンにワンチャンプがスタッドイン

  • 2025年01月21日
  • スタッドインしたワンチャンプ
    スタッドインしたワンチャンプ
  • 半兄は米クラシック三冠馬のジャスティファイ
    半兄は米クラシック三冠馬のジャスティファイ
  • 種付料は出生条件200,000円になる
    種付料は出生条件200,000円になる

 1月9日午後13時半ころ、(同)アシュリンジャパンに、2025年から種牡馬として新たに供用を開始するワンチャンプが、初々しい姿でスタッドインした。

 年が明けて4歳になったワンチャンプは、父がカーリン、母がステージマジック、母の父がゴーストザッパーという血統の栗毛の牡馬。半兄は2018年のケンタッキーダービー(G1)、ベルモントS(G1)、プリークネスS(G1)、サンタアニタダービー(G1)を含め6戦6勝の成績を収めたジャスティファイで、2022年のキーンランドセプテンバーセールにおいて1,200,000ドルで売却されたアメリカ産馬になる。

 ワンチャンプは藤田晋氏が所有、栗東の森秀行厩舎が管理したが不出走のまま12月18日付でJRAの競走馬登録を抹消。その血統背景から種牡馬として繋養されることになった。

 父カーリンは2008年のドバイワールドC(G1)、2007年のプリークネスS(G1)、2007年のBCクラシック(G1)、2007年、2008年のジョッキークラブゴールドC(G1)、2008年のウッドワードS(G1)、2008年のスティーヴンフォスターH(G1)など7つのG1競走を制覇し2007年、2008年と2年連続でエクリプス賞年度代表馬に選出された歴史的名馬。種牡馬としても2017年のアップルブラッサムH(G1)、2015年のサンタアニタオークス(G1)、2016年、2017年のクレメントLハーシュS(G1)などを制覇したステラーウインド、2022年のBCディスタフ(G1)、2021年のケンタッキーオークス(G1)などを制覇したマラサート、2023年のBCディスタフ(G1)、2023年、2024年のスピンスターS(G1)などを制覇したイディオマティック、2023年のメトロポリタンH(G1)、2022年、2023年のBCダートマイル(G1)などを制覇したコディーズウィッシュ、2023年のアップルブラッサムH(G1)、2023年のオグデンフィップスS(G1)などを制覇したクレリエール、2022年、2023年のBCスプリント(G1)などを制覇したエリートパワー、2016年のプリークネスS(G1)、2016年のサンタアニタダービー(G1)などを制覇したエグザジャレイター、2013年のベルモントS(G1)、2014年のメトロポリタンH(G1)などを制覇したパレスマリスを送り出すトップサイアーとして君臨する。日本でのカーリンの後継種牡馬はパレスマリスに次いで2頭目になる。

 種付料は出生条件200,000円。(同)アシュリンジャパンでは「競走馬としてデビューできませんでしたが、調教の動きはさすが良血馬というものと聞いております。自分たちでもクラシックレースやG1競走で入着した牝馬を配合する予定です」と話していた。