12月27日午前11時20分ころ、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、2025年から新たに種牡馬として供用を開始するドウデュースがスタッドインした。

 年が明けて6歳になったドウデュースは、父がハーツクライ、母がダストアンドダイヤモンズ、母の父がヴィンディケーションという血統。牡の鹿毛で安平町早来源武にあるノーザンファームの生産になる。

 ドウデュースは(株)キーファーズが所有、栗東の友道康夫厩舎が管理し、競走成績は16戦8勝2着1回3着1回。2021年9月に小倉でデビューし、ガイアフォースをクビ差抑えてデビュー戦を勝利で飾った。2戦目のアイビーSはアスクビクターモアらを退けてデビュー2連勝を達成。朝日杯フューチュリティS(G1)では、セリフォス、ダノンスコーピオン、ジオグリフ、トウシンマカオ、ドーブネらを下して無傷の3連勝でG1初制覇を成し遂げた。この年は3戦3勝の成績が評価されJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されている。

 3歳時は弥生賞ディープインパクト記念(G2)から始動し2着、皐月賞(G1)は3着。日本ダービー(G1)はイクイノックスをクビ差で退けて優勝。2分21秒9のタイムはレースレコードだった。

 古馬になってからは2023年に有馬記念(G1)、京都記念(G2)に勝利。昨年は天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)を制覇し、JRA賞年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬に選出された。

 12月25日付でJRAの競走馬登録を抹消。友道康夫厩舎から福島県のノーザンファーム天栄を経由して社台スタリオンステーションに到着した。

 社台スタリオンステーションの徳武英介場長は｢ハーツクライの代表産駒で筋肉の量があって素晴らしい馬体の持ち主。スピードもありますし、軽さはトニービン、サンデーサイレンスを思い出させます。連戦連勝というわけではないですが、4年連続G1勝利。優等生タイプではない猛々しさも感じます。タレント性があって人気があるので生産者の方々にも気に入っていただけるとおもいます。現役時代も長く活躍したので、種牡馬としても長く君臨してほしい。スピード競馬はもちろん、短い距離でも、配合によってはダートでも走る産駒を出す万能タイプとおもいますので楽しみです｣と話した。種付料は10,000,000円(受胎確認後支払い、フリーリターン特約付き)に設定されたが。すでに満口となっている。