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優駿スタリオンステーションにセリフォスがスタッドイン

  • 2025年01月20日
  • スタッドインしたセリフォス
    スタッドインしたセリフォス
  • 意気揚々と優駿スタリオンステーションに到着した
    意気揚々と優駿スタリオンステーションに到着した
  • ダイワメジャーの後継種牡馬として期待は大きい
    ダイワメジャーの後継種牡馬として期待は大きい

 12月27日午前8時30分ころ、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、種牡馬として新たに導入されることになったセリフォスが、元気な姿でスタッドインした。

 セリフォスのスタッドインには優駿スタリオンステーションの飛渡清一代表取締役をはじめとしたスタッフ、事務局(株)優駿の職員らが出迎え。期待の新種牡馬に熱い視線を送った。

 年が明けて6歳になったセリフォスは、父がダイワメジャー、母がシーフロント、母の父がルアーヴルという血統の栗毛。安平町追分向陽にある追分ファームの生産になる。

 セリフォスは(株)G1レーシングが所有、栗東の中内田充正厩舎が管理して競走成績は17戦5勝2着3回。2021年6月に中京競馬場でデビューし、見事1番人気に応えて初勝利を飾った。続く新潟2歳S(G3)でスタニングローズらを退けて重賞初制覇。デイリー杯2歳S(G2)も連勝しデビューから無傷の3連勝を成し遂げた。暮れの朝日杯フューチュリティS(G1)は1番人気に支持されたがドウデュースの2着となり初黒星を喫した。

 3歳時はマイル路線にかじを取り、秋の富士S(G2)ではソウルラッシュ、ダノンスコーピオンらを相手に33秒2の追い込みを披露し優勝。マイルChS(G1)ではダノンザキッド、ソダシ、ソウルラッシュ、シュネルマイスター、ダノンスコーピオン、サリオスといった一線級を下してG1初制覇を成し遂げ、JRA賞最優秀短距離馬に選ばれた。

 ラストランとなった2024年の阪神C(G2)は僅差の4着。12月27日付でJRAの競走馬登録が抹消された。

 種付料は受胎条件1,500,000円(フリーリターン特約付き)。(株)優駿は「おかげさまでシンジケートは即日満口となり、そのあとも種付けに関するお問い合わせをたくさんいただいております。ラストレースの阪神C(G2)も見せ場たっぷりのよいパフォーマンスで勝ちに等しい内容でした。こうして無事に競馬を終えてスタッドインして胸をなでおろしているところです。3歳で古馬相手のマイルChS(G1)を勝ったというのはひじょうに評価が高く、その年の最優秀短距離馬に選ばれました。スピードあるマイラーという種牡馬は生産界でのニーズもあります。初年度からたくさん種付けできるよう準備していきます。ダイワメジャーの後継として期待しています」と話した。