アロースタッドにパンサラッサが帰厩
12月22日午前8時ころ、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、オーストラリアのユーロンスタッドでシャトル供用されていたパンサラッサが帰厩した。
パンサラッサは牡7歳の鹿毛。父がロードカナロア、母がミスペンバリー、母の父がモンジューという血統で新ひだか町静内駒場にある木村秀則牧場の生産になる。
パンサラッサは現役時代、広尾レース(株)が所有、栗東の矢作芳人厩舎が管理。持って生まれたたぐいまれなスピードを発揮して、芝、ダートを問わず国内外の重賞競走で活躍し、世界最高賞金レースとして有名な2023年のサウジC(G1)、アラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われた2022年のドバイターフ(G1)、中山競馬場で行われた2022年の中山記念(G2)、福島競馬場で行われた2021年の福島記念(G3)を制覇するなど27戦7勝2着6回の成績を収めた。
現役を引退した2023年からアロースタッドで種牡馬として供用をスタート。日本では54頭と交配をすませ、7月16日にオーストラリアへ旅立っていた。
オーストラリアにおける種付料は16,500オーストラリアドル。オーストラリアではユーロングループが所有する繁殖牝馬を中心に100頭以上と交配したという。
事務局である(株)ジェイエスは「元気そうで安心しました。オーストラリアでも大きなアクシデントなく過ごせてよい種付シーズンを送り、100頭近くの産駒が生まれるという報告を受けています。暖かいオーストラリアから真冬の日本へ移動してきましたので、しっかりとコンディションを整えて日本で2年目となる種付けに備えていきたいです。種付料も昨年よりお安くなりましたので、よろしくお願いいたします」と話した。
パンサラッサの2025年の日本での種付料は2,500,000円(受胎確認後支払。フリーリターン特約つき)。さらに割引条件として、前年種付けした方(不受胎含む)、および、2頭以上種付けした場合、1頭につき2,000,000円(受胎確認後支払。フリーリターン特約つき)になる。