ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスにレモンポップがスタッドイン
12月7日午前7時30分ころ、日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスに、2025年から種牡馬として新たに供用を開始するレモンポップが、元気な姿でスタッドインした。
レモンポップのスタッドインには、ダーレー・ジャパン(株)のハリー・スウィーニィ代表取締役やノミネーションオフィスの加治屋正太郎ノミネーションマネージャーなどの牧場スタッフらが出迎え、多くの勲章を手にスタッドインした愛馬の門出を祝った。
レモンポップは牡6歳の栗毛。父はレモンドロップキッド、母はアンリーチャブル、母の父はジャイアンツコーズウェイという血統のアメリカ産馬。近親には世界的大種牡馬デインヒルがいる。
レモンポップは現役時代、ゴドルフィンが所有、美浦の田中博康厩舎が管理。2020年11月に東京でデビューし初勝利。カトレアSでデビュー2連勝を飾った。その後は脚部不安もあり1年間休養。復帰3戦目から4連勝を決め一気にオープン入り。2023年の根岸S(G3)で重賞初制覇を果たすと、続くフェブラリーS(G1)でレッドルゼル、メイショウハリオ、ドライスタウトなどを退けてG1初制覇を成し遂げた。秋はマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)を大差で逃げ切るとチャンピオンズC(G1)にも逃げ切って優勝。文句なしでJRA賞最優秀ダートホースに選出された。
今年はマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)、チャンピオンズC(G1)を連覇したほか、さきたま杯(Jpn1)に優勝。通算18戦13勝2着3回の成績を収めた。
ハリー・スウィーニィ代表取締役は「レモンポップはダーレーの生産ではありませんが、わたしがキーンランドのミックスセールで購買しました。とても馬体が素晴らしかったです。この馬はすごくエキサイティングだとおもいます。日本の競馬は16戦13勝。ほんとうに素晴らしいです。すごいファイターでした。日本のダートでの歴史のなかで賞金アベレージは一番だとおもいます。私の意見ではベストダートホースエバーインザジェーアールエーです。わたしはとてもプラウドがあります。種付料はまだ決まっていませんが、すごい人気者でたくさん電話で問い合わせがきています。去年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)のレースを見てスーパーホースとおもいました。G16勝の成績、馬体、頭の良さの3つがストロングポイントです」と話した。