イーストスタッドにブレークアップがスタッドイン
12月3日午前11時すぎ、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、2025年から新たに種牡馬として供用を開始するブレークアップがスタッドインした。
ブレークアップは牡6歳の栗毛。父がノヴェリスト、母がリトルジュン、母の父がクロフネという血統で、一族には2002年の英2000ギニー(G1)、愛2000ギニー(G1)、ムーランドロンシャン賞(G1)、セントジェイムズパレスS(G1)、サセックスS(G1)、2001年のデューハーストS(G1)、仏グランクリテリヨム(G1)などを制覇して欧州年度代表馬に選ばれたロックオブジブラルタル、名種牡馬として知られるリヴァーマン、1993年の京都4歳特別(G3)などを制覇したケイウーマン、2009年のダイヤモンドS(G3)などを制覇したモンテクリスエス、2016年の安田記念(G1)3着、2014年のマイルチャンピオンシップ(G1)2着のフィエロ、2007年のユニコーンS(Jpn3)3着のナムラジョンブルなどがいる。
ブレークアップは現役時代、阿部東亜子氏が所有、美浦の黒岩陽一厩舎、栗東の吉岡辰弥厩舎、栗東の森田直行厩舎が管理し、競走成績は24戦5勝2着3回3着4回。2020年のアルゼンチン共和国杯(G2)で、テーオーロイヤル、キラーアビリティ、ヒートオンビート、ラストドラフト、ユーキャンスマイルなどを退けて重賞初制覇を飾った。芝の中長距離重賞路線で活躍し、2023年の阪神大賞典(G2)では3着、天皇賞(春)(G1)では4着。オーストラリアのMRCコールフィールドC(G1)やVRCメルボルンC(G1)、サウジアラビアの重賞競走にも挑戦した。
2025年の種付料は受胎条件500,000円、出生条件800,000円に設定。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「本馬はノヴェリストの貴重な後継種牡馬になります。馬格もあって素晴らしい体をしています。関係者の期待は大きいですから、良い種牡馬生活を送れるようしっかりサポートしていきます。おかげさまで生産者様からの問い合わせもいただいております。みなさま、よろしくお願い申し上げます」と話した。