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ホッコータルマエが優駿スタリオンステーションに移動

  • 2024年12月10日
  • 優駿スタリオンステーションに移動したホッコータルマエ
    優駿スタリオンステーションに移動したホッコータルマエ
  • 2022年以来の帰還となった
    2022年以来の帰還となった
  • 2025年の種付料は受胎条件3,000,000円
    2025年の種付料は受胎条件3,000,000円

 12月1日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドにおいて種牡馬生活を送っていたホッコータルマエが、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに移動した。

 牡15歳で鹿毛のホッコータルマエは、父がキングカメハメハ、母がマダムチェロキー、母の父がチェロキーランという血統。浦河町姉茶にある市川ファームの生産馬で、2010年の北海道セレクションセールにおいて15,750,000円(税込)で取引された市場取引馬として有名だ。

 現役時代はダートグレード競走で活躍。2014年のチャンピオンズC(G1)、2013年、2014年の東京大賞典(G1)、2013年のJBCクラシック(Jpn1)、2013年、2015年の帝王賞(Jpn1)、2014年、2015年、2016年の川崎記念(Jpn1)、2013年のかしわ記念(Jpn1)、2013年のアンタレスS(G3)、2012年のレパードS(G3)、2013年の名古屋大賞典(Jpn3)、2013年の佐賀記念(Jpn3)などを制覇し39戦17勝2着5回3着7回の成績を収め、2013年、2014年、2015年にNARグランプリダートグレード競走特別賞馬、2014年にJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。

 現役引退後の2017年に優駿スタリオンステーションとイーストスタッドを2年ごとに移動する国内シャトル種牡馬として供用開始。キングカメハメハの後継種牡馬として期待は大きく、2019年に208頭の種付頭数を記録したのを筆頭に、毎年100頭以上の繁殖牝馬を集めている。

 産駒はホッコータルマエ同様ダート戦を得意とし、2022年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)などを制覇したブリッツファング、2023年のスパーキングレディーC(Jpn3)などを制覇したレディバグ、2022年のJBC2歳優駿(Jpn3)などを制覇したゴライコウなどが活躍。本年度のNAR2歳リーディングサイアーは第1位に、NAR総合リーディングサイアーではシニスターミニスターに次ぐ第2位にランクする。

 2025年度の種付料は受胎条件3,000,000円(フリーリターン特約付帯)。優駿スタリオンステーションは「2022年以来の繋養になります。相変わらず幅のある雄大な馬体でほれぼれします。おかげさまで配合のお問い合わせも順調に集まっています。来年の種付シーズンへ向けしっかり準備をしていきたいです」と話した。