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ニューイヤーズデイが優駿スタリオンステーションに移動

  • 2024年12月10日
  • 2025年は優駿スタリオンステーションで供用されるニューイヤーズデイ
    2025年は優駿スタリオンステーションで供用されるニューイヤーズデイ
  • デビューした2世代から重賞勝ち馬を出した
    デビューした2世代から重賞勝ち馬を出した
  • スタリオンスタッフに見送られ新天地へ向かった
    スタリオンスタッフに見送られ新天地へ向かった

 11月22日、2020年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにおいて、種牡馬として繋養されていたニューイヤーズデイが、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに移動した。2025年からは新天地で種牡馬生活を継続する。

 ニューイヤーズデイは13歳の鹿毛。父はストリートクライ、母はジャストホイッスルディキシー、母の父はディキシーユニオンという血統のアメリカ産馬で、現役時代は2013年のBCジュヴェナイル(G1)を制覇するなど3戦2勝3着1回の成績を収めた。

 現役引退後の2014年からアメリカで種牡馬入り。2018年、2019年にはブラジルにシャトルされた。海外では2019年のフロリダダービー(G1)、シガーマイル(G1)、ハスケル招待S(G1)、ボールドルーラーH(G3)、2020年のパシフィッククラシック(G1)、サンディエゴH(G2)などを制覇したマキシマムセキュリティ、2020年のクレメントLハーシュS(G1)、サンタマリアS(G2)、2019年のトーリーパインズS(G3)などを制覇したファイティングマッド、2019年のベンアリS(G3)などを制覇したバーボンレゾリューションなどが活躍。日本の初年度産駒は2023年にデビューし23頭が勝ち上がった。2023年JRAファーストシーズンサイアーランキングは、スワーヴリチャード、ブリックスアンドモルタルに次いで第3位にランクイン。国内の初年度産駒からは本年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)などを制覇したエートラックス、2年目産駒からは本年のエーデルワイス賞(Jpn3)などを制覇したミリアッドラヴなどの重賞勝ち馬を送り出し、トップサイアーとしての地位を着実に歩み始めている。

 種牡馬としての人気も高く、供用初年度の2020年は158頭、2年目の2021年は117頭、3年目の2022年は121頭、4年目の2023年は157頭、5年目の本年は154頭に交配。6年目となる2025年の種付料は2,000,000円(受胎確認後支払、フリーリターン特約付帯)に設定されている。

 優駿スタリオンステーションは「今回、ご縁があって実績ある種牡馬を管理することになりました。1年目、2年目の産駒から重賞勝ち馬を送り出すポテンシャルの高さは目を見張るものがあります。種付料は2024年と同じに設定されました。より多くの方にご利用いただけるよう、しっかりと準備をしていきます」と話した。