静内軽種馬生産振興会が講習講話会を開催
11月16日夜、新ひだか町静内地区の軽種馬生産者で組織される静内軽種馬生産振興会(畠山史人会長)は、新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテル2階エクリプスホールにおいて、講習講話会を開催した。
この講習講話会は静内軽種馬生産振興会の事業のひとつ。NAR地方競馬全国協会の競走馬生産振興事業で、日本軽種馬協会が行う軽種馬経営高度化指導研修事業の一環として開催された。
当日は静内軽種馬生産振興会の畠山会長をはじめとした役員や会員だけでなく、近隣の新冠町軽種馬生産振興会や三石軽種馬生産振興会の会員など約100人が参加。講師には日本を代表する血統評論家として知られる栗山求氏を招いた。
講師の栗山求氏は1968年青森県生まれ。大学在学中の1989年に競馬通信社に入社。コラム「血統SQUARE」を7年間連載しつつ編集長を務め、1997年に退社後はフリーランスのライターとして「別冊宝島」の競馬シリーズや「ハロン」、「月刊優駿」、「プーサン」、「海外競馬」、「サラブレ」、「競馬王」、「競馬歴史新聞」などさまざまな雑誌に寄稿し、「書斎の競馬」をはじめ、多くの競馬雑誌や競馬の書籍の編集に携わってきた。「驚異の血統データ事典」、「血統史たらればなし」、「パーフェクト種牡馬辞典」などの著書も多数刊行している。毎年春に刊行される「POGの達人」や「競馬王のPOG本」のレギュラー執筆陣としてもおなじみである。2010年に(株)ミエスクを立ち上げて代表取締役に就任。翌年から血統・配合の競馬総合サイト「血統屋~http://www.miesque.com/~」の運営を開始した。現在はグリーンチャンネル「KEIBAコンシェルジュ」などのテレビ出演、JRA主催のイベントなどでも活躍している。
講演の中で栗山求氏は、サートゥルナーリアやナダル、アドマイヤマーズ、タワーオブロンドン、モズアスコットといった今年初年度産駒がデビューした2歳新種牡馬、ソットサス、ジャスティンミラノ、セリフォス、プロミストウォリア、レモンポップなどの2025年初供用種牡馬、インディチャンプ、ヴァンゴッホ、クリソベリル、コントレイル、ミスチヴィアスアレックスなど現1歳が初年度産駒の種牡馬、カラヴァッジオ、エフフォーリア、サリオス、マカヒキといった現当歳が初年度産駒になる種牡馬、シャープアステカ、イクイノックスなど2025年生まれが初年度産駒になる種牡馬をピックアップ。父系や母系からみる種牡馬としての特徴やどのような血統の繁殖牝馬と交配したらよいのかという配合戦略、今後の血統潮流についてアドバイスした。