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ダノングッドが白馬牧場に移動する

  • 2024年11月28日
  • 北海道に移動したダノングッド
    北海道に移動したダノングッド
  • 元気な姿で白馬牧場に到着した
    元気な姿で白馬牧場に到着した
  • きょうだいはダノンレジェンド、ダノンキングリー 
    きょうだいはダノンレジェンド、ダノンキングリー 

 11月21日午前9時ころ、鹿児島県の新保牧場にて種牡馬生活を送っていたダノングッドが新冠町西泊津にある白馬牧場に移動した。

 ダノングッドは牡12歳の栗毛。父はイルーシヴクオリティ、母はマイグッドネス、母の父はストームキャットという血統で浦河町西舎にある三嶋牧場の生産になる。半弟には2021年の安田記念(G1)、2020年の中山記念(G2)、2019年の毎日王冠(G2)、2019年の共同通信杯(G3)などを制覇したダノンキングリー、半兄には2016年のJBCスプリント(Jpn1)、2015年の東京盃(Jpn2)、2014年のカペラS(G3)、2015年、2016年のクラスターC(Jpn3)、2016年の北海道スプリントC(Jpn3)、2015年、2016年の黒船賞(Jpn3)、2015年の東京スプリント(Jpn3)などを制覇し、種牡馬としても2024年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)などを制覇したハッピーマン、2024年のアンタレスS(G3)などを制覇したミッキーヌチバナなどを送り出すダノンレジェンドがいる。

 ダノングッドの競走成績は72戦16勝2着12回3着5回。2015年1月にJRAでデビュー。その後、南関東・大井や高知に所属した。2022年の黒船賞(Jpn3)で3着、2017年の東京スプリント(Jpn3)で4着になるなどダートグレード競走で活躍。トレノ賞、笠松グランプリ、園田FCスプリント、ゴールドスプリントといった地方競馬の重賞競走も制覇した。

 本年より新保牧場で種牡馬入り。鹿児島県のほか、熊本県、宮崎県の生産者で11頭との種付けをしたという。半兄のダノンレジェンドが今年、200頭以上の交配をする人気種牡馬という血統背景もあり、北海道の生産者のラブコールに応える形で本州最南端から北の大地に供用先を移すことになった。

 父イルーシヴクオリティは、2004年のケンッタッキーダービー(G1)、プリークネスS(G1)などを制覇したスマーティジョーンズ、タワーオブロンドンの父として、そして2008年のBCクラシック(G1)などを制覇したことでも知られるレイヴンズパス、2009年のフロリダダービー(G1)、2010年のドンH(G1)などを制覇したクオリティロード、2011年のマルセルブサック賞(G1)、2013年のロートシルト賞(G1)などを制覇したイルーシヴケイトなど数多くの活躍馬を送り出す成功種牡馬。ダノングッドは現在、日本で唯一の後継種牡馬になる。

 2025年の種付料は受胎条件500,000円、出生条件800,000円。白馬牧場は「半兄のダノンレジェンドの産駒は活躍していますし、半弟のダノンキングリーも産駒の評判が良いと聞いておりますので、ダノングッドも楽しみです。すでに種付けに関する問い合わせも寄せられています」と話した。