日本軽種馬青年部連絡協議会の定期総会が開催される
11月21日夜、千歳市北栄2丁目にあるANAクラウンプラザホテル千歳2階ゆうふつの間において、日本軽種馬青年部連絡協議会(佐々木拓也会長、会員221名)の第34回定期総会が開催された。
日本軽種馬青年部連絡協議会は各地区軽種馬青年部をもって構成。軽種馬生産および育成技術の向上のための研究活動を行うとともに、親睦と教養を高めることにより、軽種馬生産発展に寄与することを目的としている。
定期総会には佐々木拓也会長をはじめとした役員や会員のほか、来賓として公益社団法人日本軽種馬協会の山岸直樹事務局長と生産対策部の菊池文孝部長、JRA日本中央競馬会生産地研修生である松本博幸総務部総務課課長、白鳥智士競走部競走関連室業務課課長、高梨全史施設部調査役(設備担当)、仲野篤廣情報システム部システム統括課課長補佐が出席。佐々木拓也会長は「今年のスケジュールはせりも含めまして、ほぼほぼ終わりました。今年、みなさんどうだったでしょうか。せりの売却率などを見るとよい年だったのではとおもいます。先日、浦河町へ行きまして、浦河と荻伏の青年部が主催する品評会を見させていただきました。カルチャーショックじゃないですが、おどろきました。各牧場を巡回するのですが、60枚つくった冊子が間に合わないということで80人以上が参加してたそうです。熱気というか活気というか、当然、ここからはよい馬が出てくるのだとおもいました。見習わなければならないとおもいました。また、いろいろな方から話を聞いて、とても勉強になりました。続けていけば大手の牧場に負けないような馬が出てくるとおもいました。そういう形を目指して、みなさまとともに日本軽種馬協会様、JRA日本中央競馬会様と協力しながら、青年部はやっていければいいなとおもいます」とあいさつし、来賓の山岸直樹事務局長は「日ごろより、佐々木拓也会長をはじめ、各地域の青年部のみなさま方におかれましては、日本軽種馬協会の事業運営にご理解、ご協力をたまわり、厚く御礼申し上げます。現在の軽種馬生産界でございますが、本年度の軽種馬市場につきましては、過去最高の売り上げを更新するなど弊会としたしましても、たいへんうれしいことでございます。これはひとえに青年部のみなさま方をはじめとした各生産者のみなさまの日ごろからのご尽力のたまものと存じます。この場を借りて敬意を表したいとおもいます。ただ、担い手不足、獣医師や装蹄師などの技術者不足など心配な点もございます。弊会としても、人材育成に関しては重要な課題とし、関係各所と連携しながら、いろいろな対策を行っていきたいとおもいます。本日の定期総会が今後の軽種馬生産界の発展と青年部のみなさまのますますのご活躍をご期待申し上げます」と祝辞を述べた。
議事は佐々木拓也会長を議長に進行。令和5年度事業報告並びに収支決算、研修会・講習会の実施、組織の発展的継続および地域交流、関係団体への協力要請、講習講話会記録保存、研修事業(海外・国内)計画および実施BOKUJOBへの協力など、令和6年度事業計画並びに収支予算(案)、年会費の徴収についてなどが賛成多数で承認された。