門別競馬場でJBC当日にイベントが開催される
11月4日、ダート競馬の祭典、JBC競走の第5回JBC2歳優駿(Jpn3)が行われた日高町富川駒丘にある門別競馬場において、JBC競走を盛り上げるイベントが開催された。
JBC競走は、アメリカで行われているブリーダーズカップを日本でも開催できないかと、ジャパンブリーダーズカップ協会などの軽種馬関係団体や生産者が中心となり始まったダート競馬のお祭り。2001年に記念すべき第1回JBC競走が大井競馬場においてJBCクラシック(G1)、JBCスプリント(G1)の2つのカテゴリーで行われた。2011年には牝馬による競走JBCレディスクラシックを、2020年には2歳によるJBC2歳優駿(Jpn3)を新設。持ち回りの開催を基本とし、現在は4つのカテゴリーのチャンピオンを決める競走が行われている。
24回目となる本年は、史上初めて馬産地・九州の佐賀競馬場でJBCクラシック(Jpn1)、JBCスプリント(Jpn1)、JBCレディスクラシック(Jpn1)の3競走を、そして、国内最大の馬産地・北海道の門別競馬場でJBC2歳優駿(Jpn3)を実施。佐賀競馬場と門別競馬場が一体となって一大キャンペーンを続けてきた。
第5回目を迎えたJBC2歳優駿(Jpn3)当日の門別競馬場はあいにくの雨模様にもかかわらず、10時の開門前から多くの競馬ファンが開門待ちした。
場内のとねっこ広場特設大型テント内では、JBC開催を記念して、当日購入した勝馬投票券500円以上の提示で「JBCオリジナルキャップ」や「JBCマフラータオル」などが抽選で500人に当たる「JBCオリジナルグッズが当たる抽選会」や、ポラリス☆スタンドJBCビジョン下ではホッカイドウ競馬公式アンバサダーの杉谷拳士さん、競馬YouTuberのショコ壱番屋さん、元NAR騎手の小林拓未さんによるスペシャルトークショーを開催。受付テント横のPRブースでは一般社団法人北海道酪農畜産協会による北海道畜産物のPRが行われ、先着1,200人にベル食品のレトルトカレーセットと北海道日高乳業のLL牛乳&ヨーグルッペのセットがプレゼントされた。
ほかにも地元の日高町の飲食店によるグルメイベントやキッチンカーも出店。大井競馬場の専属ファンファーレ隊「東京トゥインクルファンファーレ(TTF)」によるJBC2歳優駿(Jpn3)のファンファーレ演奏や、地元の北海道富川高等学校吹奏楽部とTTFとのコラボ演奏も行われた。
この日の門別競馬場は、JRA札幌駅北口~JR千歳駅東口、新千歳空港~JR苫小牧駅北口発着の無料送迎バスが運行され、悪天候のなか3,000人以上が来場。ホッカイドウ競馬を主催する北海道の鈴木直道知事も視察に訪れた。