おがわじゅりさんが静内小学校で講義
10月25日、馬のイラストレーターとして有名なおがわじゅりさんが、新ひだか町静内緑町にある新ひだか町立静内小学校(松田陽一校長)において、馬の絵の描き方について講義を行った。
これは静内小学校が行う小学6年生を対象にした総合的な学習の一環。新ひだか町が日本一の馬産地であることを知ってもらうプロジェクトで、新ひだか町静内真歌にある矢野牧場においての生産牧場について、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場の竹部直矢調査役(生産担当)による競走馬が競馬場で走るまでの講義に続き3回目の授業となった。
講師として招かれたおがわじゅりさんは、神奈川県出身で現在は宮城県に在住。高校卒業後は生産牧場で働いた経験もあるという。独学で馬の絵を描いているうちにイラストレーターとしてグッズなどの販売をスタート。中山競馬場の地下通路イラストや施設内イラスト、東京競馬場のシャッターイラストやターフビジョンイラスト、中京競馬場施設内イラスト、福島競馬場施設内イラスト、札幌競馬場施設内イラスト、帯広競馬場のコースイラストや場内ラッピングバスなど数多くのプロジェクトを手掛けてきた。2017年には根岸馬の博物館にて個展を開催。また、同じく2017年には新ひだか町サポート大使に就任している。現在はJRAfacebookイラスト、パーフェクト種牡馬辞典表紙、キャロットクラブ会報誌イラスト、馬旅表紙、JRA公式Youtubeチャンネルにてショートアニメ「うまうまな日々」イラストなどを担当。書籍やLINEスタンプなど多岐にわたって活躍している。
おがわさんはホワイトボードを使い、「馬の年齢を見分ける方法は?」などといった馬に関するクイズを交えながら、馬の絵の描き方をレクチャー。児童は「馬の目を描くにはどうしたらよいですか?」、「馬の毛は長いほうがよいですか?」などと質問し、おがわさんの描く絵を参考にして、見よう見まねで馬のイラストを完成させた。
児童は12月に行われる総合学習の発表の場において、挿絵として馬のイラストを使用するという。