門別軽種馬生産振興会が馬魂慰霊祭を斎行する
10月4日、日高町の門別地区の軽種馬生産者で組織する門別軽種馬生産振興会(槇本一裕会長)は、日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、馬魂慰霊祭を斎行した。
馬魂慰霊祭は毎年10月に行われる門別軽種馬生産振興会の伝統行事。馬魂慰霊碑の周辺には、かつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていた、1980年、1981年の年度代表馬ホウヨウボーイの墓碑や馬頭観世音菩薩が建立されている。
馬魂慰霊祭には槇本一裕会長や若林順一副会長などの会員、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長、日高軽種馬農業協同組合の庄野宏志理事、岡本邦彦参事、小島謙治業務部長ら役職員、日高町の大鷹千秋町長、奈良淳産業課長、日高町獣医師会の沖田正憲会長、株式会社サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也営業部長、門別町農業協同組合の松並智幸理事兼務参事、ひだか・ホース・フレンズの村上善巳場長らが参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に従い、軽種馬生産育成のレベルアップや門別の軽種馬産業発展に寄与した競走馬、種牡馬、繁殖牝馬などの功労馬の冥福を祈り、今後の愛馬や門別産馬の活躍、軽種馬生産のさらなる発展を祈願し、玉串をささげた。
槇本一裕会長は「今年も昨年に続き雨のなか、門別軽種馬生産振興会の馬魂慰霊祭にご参列いただきましてありがとうございます。これからも仲よく、この馬魂慰霊祭を続けていければとおもいます。お忙しいなか、ありがとうございました」とあいさつした。
門別軽種馬生産振興会の会員の生産馬は今年、ソウルラッシュがマイラーズC(G2)、シュガークンが青葉賞(G2)、レーベンスティールがオールカマー(G2)とエプソムC(G3)、ウィリアムバローズが東海S(G2)と日本テレビ盃(Jpn2)、エンペラーワケアが根岸S(G3)、シンリョクカが新潟記念(G3)、サトノレーヴがキーンランドC(G3)と函館スプリントS(G3)、ノットゥルノが名古屋グランプリ(Jpn2)と佐賀記念(Jpn3)、アラジンバローズがサマーチャンピオン(Jpn3)、ジャスティンが東京スプリント(Jpn3)、サンライズホークがかきつばた記念(Jpn3)などを制覇。今後の活躍が期待されている。