JRA日本中央競馬会のセプテンバーセール購買馬が宮崎育成牧場に移動
9月20日、JRA日本中央競馬会が北海道セプテンバーセールにて購買した1歳馬が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場へ移動した。
JRAは9月17日、18日、19日に新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道セプテンバーセールにおいて、牡5頭、牝7頭の合計12頭を総額96,800,000円(税込)で購買。12頭のうち、12,100,000円(税込)で購買したゴールドドリーム産駒の牝馬になるルイーズ2023、11,000,000円(税込)で購買したフィエールマン産駒の牡馬になるウラガーノ2023、7,150,000円(税込)で購買したクリソベリル産駒の牡馬になるハレイワクィーン2023、6,600,000円(税込)で購買したリアルスティール産駒の鹿毛になるアーリー2023がJRA宮崎育成牧場で管理されることになった。
4頭は8月の北海道サマーセールにて9,900,000円(税込)で購買し、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場にて繋養していたナダル産駒の牝馬になるティックルゴールド2023を合わせた5頭でJRA宮崎育成牧場行きの馬運車に乗車。陸路で函館港へ向かいフェリーで本州に上陸してからは新潟競馬場で1泊し23日朝、元気な姿でJRA宮崎育成牧場に到着したという。
JRAによる今年の1歳馬市場での購買は北海道セプテンバーセールで終了。九州1歳市場の1頭、八戸市場の2頭、セレクトセールの1頭、北海道セレクションセールの28頭、北海道サマーセールの30頭、北海道セプテンバーセールの12頭を合わせ合計74頭を総額661,760,000円(税込)で購買し、市場振興にも一役買った。
2023年生産のJRA育成馬はJRA日高育成牧場で生まれたJRAホームブレッドを合わせ83頭。83頭のうち22頭がJRA宮崎育成牧場で育成される。
すでにJRA宮崎育成牧場に在厩しているJRA育成馬は馴致をスタート。今回移動した5頭も環境に慣れ次第、馴致を始めるという。
輸送の馬運車に同乗して5頭の管理に当たったJRA宮崎育成牧場福田一平業務課診療防疫係長は「JRA宮崎育成牧場で管理する22頭には私たち宮崎育成牧場の職員が選定にかかわった馬も含まれています。みなさまが大切に育ててくださった生産馬を、来年のJRAブリーズアップセールへ向けてしっかり育成していきます。2歳戦を楽しみにしていただければとおもいます」と話した。