IBA青年部がグループ研修を実施
9月10日、胆振軽種馬農業協同組合青年部(岩崎義久部長)は、令和6年度グループ研修を実施した。
このグループ研修は、公益社団法人日本軽種馬協会が行っている令和6年度軽種馬経営高度化指導研修事業の一環。8月2日に日高農業改良普及センター渋谷敦子主査を講師に、ファームコンサルタントで獣医師の三浦久延氏をアドバイザーに招いて「軽種馬用草地の牧草と土壌について」をテーマにした第1回のオンライン研修、8月7日に伊達市北黄金町にある株式会社レイクヴィラファーム伊達分場にて、渋谷主査を講師に、三浦氏をアドバイザーに招いて「牧草・土壌の分析方法と診断結果の活用について」をテーマに行われた第2回の研修に続く3回目の研修で、むかわ町汐見にある株式会社エクワインレーシングの分場、日高町旭町にある社台ブルーグラスファームを開催場所に、渋谷主査を講師に、三浦氏をアドバイザーに招聘して「軽種馬用放牧地の作り方と管理方法について」がテーマになった。
オンラインとなった第1回のグループ研修にはレイクヴィラファームの岩崎部長をはじめ、社台ファーム、ノーザンファーム、社台スタリオンステーション、追分ファーム、社台コーポレーション白老ファームなどから58人が、第2回の研修には岩崎部長や社台ファーム、ノーザンファーム、社台スタリオンステーション、追分ファーム、社台コーポレーション白老ファームなどから48人が、第3回目、最後のグループ研修には、岩崎部長や社台ファーム、ノーザンファーム、社台スタリオンステーション、追分ファーム、社台コーポレーション白老ファーム、チャンピオンズファームといった13の牧場の青年部員や牧場スタッフ64人が出席。開催場所になったエクワインレーシングの分場の放牧地は今年から、社台ブルーグラスファームの放牧地は2023年から供用を開始した新しい放牧地であることから、土壌の硬さ、pHの数値、牧草の種類などについて渋谷主査が説明した。
出席者からは「余ったたい肥を放牧地にまいても問題はないですか?」、「たい肥が足りなくなって牛のたい肥をまいたのですが大丈夫でしょうか?」、「牧草の刈り高は何センチが適切でしょうか?」、「草密度が上がってこない時の対処法を教えてください」といった質問が寄せられた。