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ノーブルミッション本邦初年度産駒がJRA初勝利

  • 2024年09月26日
  • 本邦初年度産駒がJRA初勝利をあげたノーブルミッション
    本邦初年度産駒がJRA初勝利をあげたノーブルミッション
  • フランケルの全弟として知られる
    フランケルの全弟として知られる
  • 自身も3つのG1競走に勝利している
    自身も3つのG1競走に勝利している

 9月7日、第4回中山競馬第1日目第5競走の2歳新馬戦「メイクデビュー中山(芝右2,000m)」において、佐々木大輔騎手が騎乗したハードワーカーが2分4秒6のタイムで逃げ切り、ノーブルミッション本邦初年度産駒のJRA初勝利を記録した。

 父の本邦初年度産駒としてJRA初勝利をマークしたハードワーカーは、母がヤマカツサファイヤ、母の父がマンハッタンカフェという鹿毛の牝馬。新ひだか町静内目名にある岡田牧場の生産になる。母の半兄は2015年のニュージーランドトロフィー(G2)、2016年と2017年の金鯱賞(G2)、2015年の福島記念(G3)、2016年の中山金杯(G3)などを制覇したヤマカツエース、母の半妹には2017年のフローラS(G2)2着のヤマカツグレース、2020年のフィリーズレビュー(G2)2着のヤマカツマーメイドがいる。

 2歳新種牡馬の産駒のJRA初勝利は、シスキン、ナダル、サートゥルナーリア、モズアスコット、タワーオブロンドン、ウインブライト、アドマイヤマーズ、ミスターメロディ、ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴに続き11頭目。ノーブルミッションの本邦初年度産駒は9頭目の出走で延べ16戦目でのJRA初勝利となった。

 本邦初年度産駒がJRA初勝利を飾ったノーブルミッションは、父がガリレオ、母がカインド、母の父がデインヒルという血統。2011年の英2000ギニー(G1)、クイーンエリザベス二世S(G1)、セントジェイムズパレスS(G1)、サセックスS(G1)、2012年の英チャンピオンS(G1)、ヨークインターナショナルS(G1)、サセックスS(G1)、ロッキンジS(G1)、クイーンアンS(G1)、2010年のデューハーストS(G1)などを制覇して2011年、2012年の欧州年度代表馬に輝いたフランケルの全弟で、現役時代は2014年の英チャンピオンS(G1)、サンクルー大賞(G1)、タタソールズゴールドC(G1)などの制覇を含め21戦9勝の成績を収めた。

 2015年にアメリカで種牡馬入りし、2021年から新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場にて供用開始。日本供用1年目は128頭と交配し、本邦初年度産駒の血統登録数は85頭になる。すでに海外ではコードオブオナーがトラヴァーズS(G1)などを、ノバルズがBCターフスプリント(G1)を制覇するなど数多くの産駒が活躍中。これからデビューする本邦産駒にも大きな期待が寄せられている。