ルヴァンスレーヴ産駒がJRA初勝利
9月7日、第3回中京競馬第1日目第4競走の2歳新馬戦「メイクデビュー中京(ダート・左1,800m)」において、岩田望来騎手が騎乗した3番人気のトリポリタニアが1分55秒4のタイムで1着となり、ルヴァンスレーヴ産駒のJRA初勝利を記録した。
父にJRA初勝利をプレゼントしたトリポリタニアは、母がトリプライト、母の父がワイルドラッシュという栗毛の牡馬。母はJRA3勝で母の半弟には2018年のアメリカジョッキークラブC(G2)、2019年の京都記念(G2)などを制覇したダンビュライト、母の半姉の産駒には2017年の東京新聞杯(G3)などを制覇したブラックスピネル、近親には2015年のエリザベス女王杯(G1)、2016年の宝塚記念(G1)などを制覇したマリアライト、2019年のチャンピオンズC(G1)、2019年のジャパンダートダービー(Jpn1)、2020年のJBCクラシック(Jpn1)、2020年の帝王賞(Jpn1)などを制覇したクリソベリル、2006年のジャパンCダート(G1)などを制覇したアロンダイト、2013年のジャパンダートダービー(Jpn1)などを制覇したクリソライト、2015年の神戸新聞杯(G2)などを制覇したリアファルがいる血統で、安平町早来源武にあるノーザンファームの生産になる。
2歳新種牡馬の産駒のJRA初勝利はシスキン、ナダル、サートゥルナーリア、モズアスコット、タワーオブロンドン、ウインブライト、アドマイヤマーズ、ミスターメロディ、ゴールドドリームに次いで10頭目。ルヴァンスレーヴにとっては、15頭の出走で延べ33戦目での記念すべき初勝利となった。
種牡馬としてJRA初勝利をあげたルヴァンスレーヴは、父がシンボリクリスエス、母がマエストラーレ、母の父がネオユニヴァースという血統。競走成績は10戦7勝で、デビューした2017年には無傷の3連勝で全日本2歳優駿(Jpn1)に優勝。2018年には破竹の4連勝でユニコーンS(G3)、ジャパンダートダービー(Jpn1)、マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)、チャンピオンズC(G1)を制覇し、JRA賞最優秀ダートホース、NARグランプリダートグレード競走特別賞馬を受賞した。
現役引退後の2021年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬入り。種牡馬1年目は223頭と交配し、初年度産駒の血統登録数は149頭になる。
すでに地方競馬では11頭で14勝をマーク。地方のファーストシーズンサイアーランキングは第2位につける。JRAではトリポリタニアの勝利後、ヴァカンツァとテンワンダーマンが勝ち上がっている。