JRA日本中央競馬会のサマーセール購買馬が日高育成牧場に移動
8月28日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に移動した。
JRAは新ひだか町静内神森にある北海道市場において8月19日、20日、21日、22日、23日、24日に開催された日高軽種馬農業協同組合主催の北海道サマーセールで、牡9頭、牝21頭の合計30頭を、総額241,230,000円(税込)で購買。最高価格は16,500,000円(税込)、平均価格は8,041,000円(税込)となり、トップバイヤーとしてセールを支えた。
父馬別では日本軽種馬協会静内種馬場で繋養されるミスチヴィアスアレックスの初年度産駒が最も多く4頭。アジアエクスプレス、ダノンキングリー、ノーブルミッション、フィレンツェファイア、マテラスカイが2頭、アルアイン、インディチャンプ、カリフォルニアクローム、キタサンブラック、シルバーステート、ダノンプレミアム、ナダル、バゴ、ビッグアーサー、マクフィ、モーニン、モーリス、モズアスコット、リオンディーズ、ロジャーバローズ、ワールドエースが1頭となった。
購買を担当したJRA日高育成牧場の遠藤祥郎業務課長は「せりは6日間で、初めて土曜日にせりが行われたのですが、売り上げが落ちることもなくよく売れたセールだったとおもいます。JRAとしても買うのが大変でしたが、いい馬を買えたと自負しております。セレクションセールまでに購買した馬は牡馬が多かったので、今回は牡馬1頭に対して牝馬2頭という割合で予定通りに購買できました。2歳戦から動けそうな馬に重きを置きました。芝向きの種牡馬、ダート向きの種牡馬と、いろいろな種牡馬の産駒を買えましたので、ブリーズアップセールでも楽しんで選んでいただけるとおもいます」とコメントした。
購買した30頭のうちJRA日高育成牧場では牡8頭、牝18頭の合計26頭を管理。午前中に牡馬が、午後から牝馬が移動してきた。
移動してきた26頭は浮島理場長や大村一副場長、遠藤業務課長ら職員による馬体検査、歩様検査、ボディコンディションスコアチェック、馬体重測定、マイクロチップ検査、採血などを経て入厩。26頭の移動が完了すると、さっそくグループに分かれて放牧された。
JRA日本中央競馬会では9月17日、18日、19日に開催される北海道セプテンバーセールでも12頭の購買を予定しているという。