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ゴールドドリーム産駒がJRA初勝利

  • 2024年08月28日
  • 産駒がJRA初勝利を記録したゴールドドリーム
    産駒がJRA初勝利を記録したゴールドドリーム
  • 2017年のJRA賞最優秀ダートホース
    2017年のJRA賞最優秀ダートホース
  • 初年度産駒はすでに15頭が勝利
    初年度産駒はすでに15頭が勝利

 8月17日、第3回新潟競馬第3日目第6競走の2歳新馬戦「メイクデビュー新潟(ダート・左1,800m)」において、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のジャナドリアが1分55秒0のタイムで1着となり、ゴールドドリーム産駒のJRA初勝利を記録した。

 父の産駒としてJRA初勝利をあげたジャナドリアは、母がターシャズスター、母の父がスパニッシュステップスという鹿毛の牡馬。半姉には2014年の関東オークス(Jpn2)などを制覇したエスメラルディーナ、おいには2022年の小倉大賞典(G3)などを制覇したアリーヴォがいる血統で、安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬になる。

 2歳新種牡馬の産駒のJRA初勝利は、シスキン、ナダル、サートゥルナーリア、モズアスコット、タワーオブロンドン、ウインブライト、アドマイヤマーズ、ミスターメロディに続き9頭目。ゴールドドリームにとっては、5頭目の出走で延べ6戦目でのうれしいJRA初勝利となった。

 種牡馬としてJRA初勝利を記録したゴールドドリームは、父がゴールドアリュール、母がモンヴェール、母の父がフレンチデピュティという血統。現役時代は吉田勝己氏が所有、栗東の平田修きゅう舎が管理し、競走成績は27戦9勝2着8回3着3回。2017年のチャンピオンズC(G1)、2017年のフェブラリーS(G1)、2018年の帝王賞(Jpn1)、2018年と2019年のかしわ記念(Jpn1)、2016年のユニコーンS(G3)を制覇したほか、2019年と2020年のチャンピオンズC(G1)で2着、2018年と2019年のフェブラリーS(G1)で2着、2018年の東京大賞典(G1)で2着、2018年のマイルChS南部杯(Jpn1)で2着、2019年のマイルChS南部杯(Jpn1)で3着、2016年のジャパンDダービー(Jpn1)で3着になるなどダートグレード競走で活躍し、2017年にはJRA賞最優秀ダートホースに選出された。

 現役引退後の2021年から新ひだか町静内目名にあるレックススタッドで種牡馬入り。ダートのトップサイアーとして大活躍したゴールドアリュールの後継種牡馬として期待は大きく、供用1年目は212頭、2年目は181頭、3年目は138頭と交配した。初年度産駒の血統登録頭数は129頭になる。

 ダート戦が中心になる地方競馬では、すでに13頭が勝利。JRAでは8月24日にグランジョルノが札幌でデビュー勝ちを収め2頭目が勝ち上がった。中央・地方を含め15頭の勝ち上がりは、新種牡馬では1位。2歳総合でもモーニンの21頭、ホッコータルマエの19頭に次いで3位になる。