北海道サマーセールが開催される
北海道サマーセールは新ひだか町の北海道市場において8月19日(月)から24日(土)の6日間、日高軽種馬農協主催で行われた。上場頭数は1,187頭(牡633,牝554)、売却頭数は977頭(牡548,牝429)、売却率は82.31%で前年比4.24ptプラス。総売上額は7,134,600,000円で、前年を1,124,750,000円下回った。
平均価格は7,302,559円で前年比5.57%減。中間価格は5,720,000円で110,000円減だった。1,000万円以上の取引馬は207頭で53頭減。セレクションセールの日程が拡大されたことで平均価格などは下げたが、売却率は過去最高を記録した。
なお、オンラインビッドでの取引は36頭で総額217,250,000円。オンラインからの登録131名を含む購買登録者数は1,639名だった。
最高価格馬は父ヘニーヒューズ(USA)、母レディマドンナの牝駒で、東京都の江馬由将氏に52,800,000円で購買された。牡の最高価格馬は父ヘニーヒューズ(USA)、母ダンシングロイヤルの産駒で、35,200,000円で東京都の成田隆好氏に購買された。
北海道静内農業高校生産馬は2頭が上場され、父ミスチヴィアスアレックス(USA)、母マドリガルスコアの牝駒をJRA日本中央競馬会が1,650,000円で、父アニマルキングダム(USA)、母ナリタトップスターの牡駒を東京都の峰哲馬氏が2,640,000円で落札している。
種牡馬別では、27頭売却のホッコータルマエが311,740,000円で首位。30頭売却のゴールドドリームが298,650,000円、同じく30頭売却のモーニン(USA)が230,010,000円と続いた。
初産駒上場種牡馬では15頭売却のクリソベリルが174,680,000円で首位(全体10位)、ダノンプレミアムが18頭の173,250,000円で次位(全体11位)。ミスチヴィアスアレックス(USA)が131,560,000円(全体15位)の順となった。
団体購買は、JRA日本中央競馬会が30頭(牡9,牝21)を総額241,230,000円で購買した。
JRA日高育成牧場の遠藤祥郎業務課長は「市場が最終日まで盛況だったので購買には苦労しましたが、来年のブリーズアップセールへと上場させることを念頭に予定どおり30頭を購入することができました。まだセプテンバーセールを残しますが、バラエティに富んだ馬を揃えることが出来たと思っています」とコメントがあった。
HBA古川組合長からは「セレクションセールを3日間開催としたことで、サマーセール取引馬の平均価格、中間価格は下げてしまったが、過去最高の売却率を記録したことに胸をなでおろしている。6日連続開催という初の試みで1番心配していたのは、曜日によって大きな差が出ることだったが、すべての日で10億円を超える売り上げを記録することが出来た。こうした結果を踏まえて、購買者、販売申込者にとって、より快適な市場運営を目指したい」とのコメントがあった。
(注:せりにおける価格はすべて消費税込みで記載しています)