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日高町で第4回日高ポニー輓馬大会が開催される

  • 2024年08月19日
  • 速さと力強さを競ったポニー輓馬大会
    速さと力強さを競ったポニー輓馬大会
  • ポニー馬車は子どもたちに大人気
    ポニー馬車は子どもたちに大人気
  • 豪華景品が当たる抽選会も行われた
    豪華景品が当たる抽選会も行われた

 8月11日、日高町緑町にある日高ポニー輓馬会場において、第4回日高ポニー輓馬大会が開催された。

 日高ポニー輓馬大会は、日高町清畠にあるクローバーファームの福島一治社長を中心とした有志による実行委員会の主催。ショウナンの冠名で知られる馬主で株式会社シナテックの代表取締役会長である国本哲秀氏、(有)湘南、佐藤馬匹輸送(有)、(有)中原牧場、(有)天羽牧場、スターファーム、西野畜産、社台スタリオンステーション、(株)クラウン、山本装蹄所、松永幹夫厩舎、須貝尚介厩舎、大竹正博厩舎といった競馬関係者や北海道内の企業、ポニー輓馬愛好家らが協賛し2021年から行われている。

 晴天に恵まれた大会当日は、地元の日高町はもとより、新冠町、むかわ町、安平町といった馬産地のほか、弟子屈町、北斗市、奈井江町、清水町、本別町、富良野市、森町、剣淵町、帯広市、岩見沢市、札幌市、幕別町、七飯町、鷹栖町、雄武町などから、約50頭のポニーとポニー輓馬愛好家が集結。会場にはポニー馬車、かき氷、フライドポテト、クレープ、チョコフラッペ、ホットドッグ、有機肥料野菜、チーズ、乳加工品などを販売するブースやキッチンカーも出店され、日高町や日高、胆振管内の牧場関係者やポニー輓馬ファン、ばんえい競馬のファン、家族連れ、観光客でにぎわいをみせた。

 開会式で筒井裕司大会総括兼審判長は「今日は絶好の大会日和となりました。そして、全道より朝早くからお越しいただいた馬主のみなさま、関係者のみなさま、まことにありがとうございます。今回で第4回目をむかえることができました。これもみなさまのご支援、ご協力のおかげと感謝申し上げます。今日一日、みなさまけがもなく、楽しんでいただけるような、最高の輓馬大会を開催したいとスタッフ一同がんばります。ありがとうございます。よろしくお願いいたします」とあいさつ。来賓として出席した藤沢澄雄道議会議員は「全道からたくさんの馬主のみなさま、関係者のみなさま、この日高にお集まりいただきまして、ほんとうにありがとうございます。そして、この大会の開催にご尽力された関係者のみなさまに、わたくしからも心からお祝いを申し上げます。日高に住んでいて、馬って身近だとおもいつつも、気が付けば、普段からそれほど馬に触れる機会は多くありません。関係者のみなさまのおかげで、こうやって馬と触れ合えて、この日高は素晴らしい環境にあると意識できるのも、ありがたいことです。今日は暑いので熱中症に気を付けて、人馬とも健康であることが一番です。馬とともに生きるわたしたちは、馬の健康にも考えるホースマンとして、馬とともにある生活を楽しんでいけたらとおもいます」と大会開催を祝福した。

 大会は年齢と体高でクラス分けをして、20競走実施。ばんえい競馬が行われる帯広競馬場のコースと同じように、高さ1.5mと2.5mの2つの障害を設けたU字型の200mのコースで、速さや力強さ、持久力を競った。

 競走の合間には子どもたちによるエキジビション競走も実施。子どもたちを対象にしたポニー馬車にも順番待ちの列ができた。