ノーザンホースパークにディープインパクトのブロンズ像が完成する
8月10日、苫小牧市美沢にある、北海道の雄大な自然のなか馬とのふれあいを楽しめるテーマパークとして知られているノーザンホースパークに、日本競馬の歴史に燦然と輝く歴史的名馬ディープインパクトのブロンズ像が完成し、来場するゲストに公開された。
ノーザンホースパークは1989年の開園当初より、馬の賢さ・美しさを伝え、日本の馬事文化の普及や引退競走馬のセカンドキャリア支援を目的に運営。また、経営母体である安平町早来源武にあるノーザンファームは、競走馬の生産・育成を行っており、国内外で活躍する数多くの名馬を輩出してきた。ディープインパクトは、ノーザンファームで生産されたサラブレッドの一頭。日本ダービー(G1)、皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)などを制覇した優れた競走馬で、ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズ、コントレイル、シャフリヤールという7頭の日本ダービー馬をはじめ多くの活躍馬を送り出した種牡馬として日本競馬史に刻まれ、引退から18年の歳月を経た現在でも競馬ファンに語り継がれる伝説の名馬でもある。
これまでノーザンホースパークでは、ディープインパクトが遺したレガシーを、ゲストとともに追悼できるスポットを用意。社台グループの歴史と発展を紹介するホースギャラリー内には、ディープインパクトの功績をたたえるディープインパクトメモリアルコーナーを設置した。そして、2023年にはディープインパクトの残した衝撃と感動を後世まで語り継ぐモニュメント、ディープインパクトゲートが竣工。そして、このたび、ディープインパクトへの思いを馳せる新たなスポットとして、ディープインパクトブロンズ像を、ノーザンホースパークの中心にあるディアドブエナビスタ前の緑地広場に設置した。
公開されたブロンズ像は台座が高さ840㎜、横幅143㎜、奥行き550㎜で、銅像は高さ1,170㎜、横幅1,655㎜、奥行き405㎜。ノーザンホースパーク内にある社台グループ創業者である吉田善哉氏のブロンズ像や社台スタリオンステーション繋養の名種牡馬ノーザンテーストのブロンズ像を製作したことでも知られる彫刻家の堤磐夫氏によって製作された。
公開初日の10日は3連休初日の土曜日ということもあり多くのゲストが来場。ブロンズ像の前で写真を撮影する姿があった。