門別競馬場で2024YJSトライアルラウンド門別が行われる
8月7日、ホッカイドウ競馬の令和6年度第9回門別競馬第2日目が行われた日高町富川駒丘にある門別競馬場において、2024ヤングジョッキーシリーズトライアルラウンド門別が開催された。
ヤングジョッキーズシリーズは、JRAと地方競馬の若手騎手が腕を競い合うイベント。2017年から開催されている。
今年8年目となる2024ヤングジョッキーズシリーズは、地方競馬からは38名、JRAからは31名の合計69名の騎手が騎乗予定。12月12日(木)に園田競馬場で、12月14日(土)にJRA中京競馬場で行われるファイナルラウンド出場に向けて熱い熱戦が繰り広げられる。
トライアルラウンド門別は、その開幕戦。地方競馬からは地元・ホッカイドウ競馬所属の阿岸潤一朗騎手、藤田凌駕騎手、宮内勇樹騎手、若杉朝飛騎手、南関東・大井競馬所属の木澤奨騎手、岩手競馬所属の佐々木志音騎手、南関東・浦和競馬所属の及川烈騎手の7名、JRAからは美浦トレーニングセンターの秋山稔樹騎手、佐々木大輔騎手、土田真翔騎手、永野猛蔵騎手、長浜鴻緒騎手の5名、合計12名が出場した。
この日は第7競走の本馬場入場後に出場騎手の紹介セレモニーを実施。地方競馬では宮内騎手が、JRAでは佐々木大輔騎手が代表してヤングジョッキーズシリーズへの意気込みを語った。
トライアルラウンド門別は第9競走と第11競走の2競走。第9競走はYJSトライアルラウンド門別第1戦として距離1,200m(外)、第11競走はYJSトライアルラウンド門別第2戦として距離1,700m(外)で実施した。
第1戦はピエールオレゴンに騎乗した長浜騎手が勝利。2着にはカネミツエースに騎乗した佐々木大輔騎手、3着にはシャノンフォールズに騎乗した阿岸騎手が入った。長浜騎手は「人気になっていて緊張したのですが、しっかり勝ててよかったです。先手をとれて落ち着いて乗れました。これからも上の着順が取れるよう一生懸命騎乗したいとおもいます」と話した。
第2戦は木澤騎手が騎乗したコパノキャスターが勝利。2着にはホウオウプラージュに騎乗した及川騎手、3着にはエリカフェリーチェに騎乗した土田騎手が入った。木澤騎手は「前日からオーナーの方からアドバイスをいただきました。しっかり決めきれたので、とてもうれしいです。最後方からのレースでしたが、この馬のリズムを崩さずにあせらずに乗りました。ここで慢心することなく地元でも結果を出せるように頑張ります」と話した。
トライアルラウンド門別を終えて地方競馬の東日本の順位は、1位が42ポイントの木澤騎手、2位が22ポイントの及川騎手、3位が18ポイントの藤田騎手。JRAの東日本の順位は、1位が34ポイントの長浜騎手、2位が21ポイントの佐々木大輔騎手、3位が19ポイントの土田騎手となっている。