優駿スタリオンステーションが一般見学開始
8月1日、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションは、種牡馬の一般見学を開始した。
優駿スタリオンステーションは、新冠町の生産者が中心となり1989年9月に設立。これまでに日高地区では初の10億円シンジケートとなったナスルエルアラブをはじめ、英・愛ダービー馬コマンダーインチーフ、英ダービー馬オース、ドバイワールドC(G1)優勝馬ムーンバラッド、全欧2歳牡馬チャンピオン&全欧2歳チャンピオンサイアーに輝いたファスリエフ、パリ大賞(G1)勝ち馬ベーカバド、名馬シガーの父パレスミュージックやチャンピオンスプリンターに輝いたロイヤルアカデミー、1990年代欧州最強馬と謳われたパントレセレブルといった大物種牡馬を海外から導入。内国産馬ではキングヘイロー、マヤノトップガン、マーベラスサンデー、カネヒキリ、ローレルゲレイロ、ロジユニヴァース、アドマイヤオーラ、アドマイヤジャパンなどあらゆるジャンルでのチャンピオンホースを繋養してきた。
2024年はウエストオーバー、ヴェラアズール、オナーコード、ジュンライトボルト、ミッキーアイルが新たに加わったほか、アジアエクスプレス、アルクトス、アルバート、インティ、インディチャンプ、エスポワールシチー、カレンブラックヒル、キタサンミカヅキ、ケイティブレイブ、ゴールドアクター、サウンドスカイ、サトノジェネシス、サングレーザー、シルバーステート、タイセイレジェンド、チュウワウィザード、ニシケンモノノフ、ベストウォーリア、ヘニーヒューズ、ミスターメロデイ、ミッキーロケット、モーニン、リアルインパクト、リオンリオン、ワールドプレミアを繋養。芝、ダート、スプリントからクラシックディスタンス、長距離など、あらゆるカテゴリーに対応できうるラインナップになった。
見学初日の1日は、この日を首を長くして待っていた熱心なファンが来場。スタッフが先導して種牡馬厩舎へ向かい、競馬場をにぎわせた名馬と対面した。
優駿スタリオンステーションの見学期間は10月31日まで。見学時間は15時から15時30分となる。見学希望者は優駿記念館にて10時から15時に見学受付をすませる。
注意事項は、1.種牡馬見学をご希望の方は当日午後3時までに優駿記念館にて受付をお済ませ下さい。(時間厳守、見学申込書に住所・氏名・連絡先等をご記入頂きます。2.牧場スタッフの先導で見学厩舎まで徒歩で移動し、厩舎の外側からお静かに見学下さい。(厩舎内及び放牧地への立ち入りは厳禁です。)3.牧場内は禁煙です。(牧場には干し草など燃えやすいものがたくさんあり、タバコの吸い殻は火事の原因となります。)4.大きな音をたてたり、カメラのフラッシュ・自撮り棒撮影はご遠慮ください。(馬は非常に敏感で臆病な動物です。瞬間的な動き、音や光に驚いてパニック状態となり突然暴れ出すことがあります。)5.ペットを連れての見学はご遠慮下さい。(馬がペットの鳴き声や突然の動きに驚いてパニック状態になることがあります。)6.馬には絶対に触らないでください。(馬は何かされると突然攻撃的になることがあります。また、噛む力や蹴る力が非常に強いので大きな怪我となる恐れがあります。)7.馬には絶対に食べ物を与えないで下さい。(牧場では防疫の観点から外部からの持ち込みを制限しております。)8.種牡馬見学中は牧場スタッフの指示に必ず従って下さい。(指示に従っていただけない場合にはやむなく見学を中止する場合があります。)
優駿スタリオンステーションでは「初日はもの珍しさから馬房から顔を出す種牡馬が多かったです。見学期間は短いですが、ルールを守って名馬との思い出に残る出会いを楽しんでください」と話した。