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リュウノユキナがスタッドインする

  • 2024年08月07日
  • スタッドインしたリュウノユキナ
    スタッドインしたリュウノユキナ
  • 短距離のダートグレード競走で活躍した
    短距離のダートグレード競走で活躍した
  • ヴァーミリアンの貴重な後継として期待は大きい
    ヴァーミリアンの貴重な後継として期待は大きい

 8月1日、新ひだか町静内目名にある目名共同トレーニングセンターに、2025年度から種牡馬になるリュウノユキナがスタッドインした。種牡馬としては新ひだか町静内田原にあるアロースタッドでの繋養になる。

 牡9歳のリュウノユキナは、父がヴァーミリアン、母がネオカラー、母の父がクロフネという血統の芦毛。母の半姉には2007年のTCK女王盃(Jpn3)などを制覇したサウンドザビーチ、半姉のグッドレインボーの産駒には2024年の雲取賞(Jpn3)を制覇したブルーサンがおり、新ひだか町静内豊畑にある藤川ファームの生産馬になる。

 現役時代のリュウノユキナは簑島竜一氏が所有。ホッカイドウ競馬の桑原義光厩舎から2017年6月にJRA認定フレッシュチャレンジ競走でデビュー。2戦目で初勝利をあげた。3戦目で連勝を飾ると5戦目はJRA勢に挑み札幌競馬場のすずらん賞に優勝。その後、船橋の齊藤敏厩舎、北海道の川島洋人厩舎、美浦の小野次郎厩舎、美浦の岩戸孝樹厩舎、船橋の齊藤敏厩舎、大井の坂井英光厩舎に所属。2021年の東京スプリント(Jpn3)で重賞初制覇を果たすと、2021年のクラスターC(Jpn3)、2023年の東京スプリント(Jpn3)を制覇したほか、2022年のJBCスプリント(Jpn1)で2着、2023年のJBCスプリント(Jpn1)で3着、2021年、2023年の東京杯(Jpn2)で2着、2021年、2022年のカペラS(G3)で2着、2022年のクラスターC(Jpn3)で2着、2022年の東京スプリント(Jpn3)で2着、2021年の北海道スプリントC(Jpn3)で2着、2023年のクラスターC(Jpn3)で3着、2022年の北海道スプリントC(Jpn3)で3着になるなど、短距離のダートグレード競走で活躍した。通算成績は55戦10勝2着14回3着4回、総賞金は373,851,000円になる。

 事務局の(株)ジェイエスは「母系はビューチフルドリーマーにさかのぼる素晴らしい血統です。キングマンボ、エルコンドルパサー、ヴァーミリアンと続くサイアーラインも貴重です。能力の絶対値が高く、現役時代はダート短距離の重賞で常に上位争いを演じて堅実で息の長い活躍をしてくれました。簑島オーナー様の強い希望で種牡馬入りとなりましたが、ヴァーミリアンの貴重な後継種牡馬としても期待は大きいとおもいます」と話した。2025年の種付条件などは決まり次第発表されるという。