馬産地ニュース

観光周遊バス「しずないロマン・ロード号」が運行開始

  • 2024年08月07日
  • 運行を開始したしずないロマン・ロード号
    運行を開始したしずないロマン・ロード号
  • 調教を間近で見学した
    調教を間近で見学した
  • 名馬との対面を楽しんだ
    名馬との対面を楽しんだ

 8月3日、新ひだか町の一般社団法人新ひだか観光協会(田村直人会長)は、観光周遊バス「しずないロマン・ロード号」の運行を開始した。今年は9月28日まで毎週土曜日に合計9回運行する。

 観光周遊バス「しずないロマン・ロード号」は1994年から運行。牧場巡りと見学をしながら、有名種牡馬との対面、乗馬施設で馬とのふれあい、乗馬体験など、馬産地ならではの観光周遊が楽しめる人気のバスツアーで、2023年は9日間の運行で112人(道内22人、道外90人)の利用があった。今年は9月28日の24人を最多に、すでに100人の予約があるという。

 運行初日の3日は、東京都や神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県から9人が参加。旧JR静内駅を出発したバスは、午前中に新ひだか町静内田原にある小国スティーブル、新ひだか町静内田原アロースタッド、新ひだか町静内目名にあるレックススタッド、新ひだか町静内神森にある競走馬のふるさと日高案内所を見学。午後からは新ひだか町静内木場町にあるAiba静内(J-PLACE静内)、新ひだか町静内真歌にあるライディングヒルズ静内、新冠町明和にあるビッグレッドファーム、新冠町朝日にある優駿メモリアルパークを回った。

 ツアー一行は小国スティーブルではデビュー前の2歳馬の調教を見学。アロースタッドではカリフォルニアクローム、シニスターミニスター、カフェファラオ、テーオーケインズ、ファストフォースなどを、レックススタッドではタイトルホルダー、ダンシングプリンス、マカヒキ、エイシンフラッシュ、ロゴタイプなどを、ビッグレッドファームではゴールドシップ、ウインブライト、ダノンザキッドなどの種牡馬と対面した。

 乗車料金は大人7,000円(中学生以上)、小学生3,500円、幼児無料。予約制で定員は25名だが、空席があれば当日の申し込みも可能になる。最少催行人数は5人で、10日前までに最少催行に達しない場合は運行中止になる。

 また、ツアーでは昼食に「日高つぶめし(料金別途)」の事前予約も可能。新ひだか観光協会では、静内エクリプスホテル、ホテルローレル、ホテルアネックスインから旧JR静内駅までの送迎を実施(事前予約必要)している。各ホテルでは室数限定でインターネット限定プラン「ロマン・ロード号宿泊パック」もある。

 ツアーの予約申し込みは、一般社団法人新ひだか観光協会まで(TEL.0146-42-1000)。受付時間は9時から17時となっている。