ひだかうまキッズ探検隊がBTC軽種馬育成調教センターを見学
7月31日、新ひだか町教育委員会が主催し一般社団法人umanowaが企画・運営する「ひだかうまキッズ探検隊2024」は、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(草野広実理事長)を見学した。
ひだかうまキッズ探検隊は、新ひだか町在住の小学校3年生から6年生を対象にした、馬の歴史・文化・仕事を「見る・知る・学ぶ」取り組みで今年で8年目。ライディングヒルズ静内、ビッグレッドファームに続くこの日は15人が参加した。
公益財団法人軽種馬育成調教センターは、競走用馬の資質の向上を図り安定的な競馬の発展を通じ、育成調教技術者の養成及び育成調教技術の改善・普及を行うことにより、優秀な競走馬資源をかん養し、もって軽種馬生産の振興を図ることを目的として1991年3月に設立。軽種馬の育成調教技術の改善・普及、軽種馬の育成調教技術者の養成、共同利用に供する軽種馬育成調教施設の運営・管理及び貸与の事業を主に行っている。
15人は、教育課の職員の案内で、競走馬の育成調教に必要な育成調教技術者を養成する育成調教技術者養成研修に、今年4月に入講した第42期生の騎乗訓練の様子を見学。わずか3か月の研修で、研修乗馬を自在に操る姿に驚きの声をあげた。第42期生は22人が在籍。北海道のみならず、青森県や千葉県、埼玉県、大阪府、など全国各地から集まり、一流のホースマンを目指して日夜、技術や知識の研鑽にいそしんでいるという。
続いて第42期生が共同生活を送るあかしあ寮のトレーニングルームにおいて、ホースシミュレーターに騎乗。華麗な騎乗姿勢でまたがり、トップジョッキーの気分を味わった。
その後は業務課の職員が同乗したバスに乗り、場内にある調教施設を見学。イギリスのニューマーケット、フランスのシャンティイなどに匹敵する広大な草原を利用したグラス馬場では、草刈り機に乗っての芝刈り体験や散水車を使っての的あてゲーム、ドローン撮影などを楽しんだ。
午後からは診療所に移動して診療科の獣医師による馬の検査を様子を見学した。