ノーザンホースパークで内国産乗用馬市場が行われる
7月30日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにおいて、第12回内国産乗用馬市場inノーザンホースパークが行われた。
この乗用馬市場は内国産乗用馬市場実行委員会(広瀬春行理事長)が主催。日本国内で生産された乗用馬や、競走馬を引退し乗用馬として転用された馬の流通の拡大を目的とした民間団体によるオークションで、JRA日本中央競馬会、公益社団法人日本馬術連盟、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会、公益社団法人日本馬事協会が後援、ノーザンホースパーク、ノーザンファーム、株式会社ライトスポーツルーム、株式会社アイピー通商、HAVENS(ザ・ヨーク株式会社)、日本農産工業株式会社、EBMトレーディングジャパン株式会社、株式会社ジャパンホースフィード、アバンティオン株式会社、明治飼料株式会社、乗馬用品・馬具専門店ジョッパーズが協賛した。経験豊富な競技馬、即戦力になる練習馬や将来有望な新馬、可愛いポニーなど、多種多様なニーズに応対応できるオークションとして知られ、ノーザンホースパークでの開催は2022年以来2年ぶりとなった。
当日は午前中に騎乗展示と試乗会、午後からオークションを実施。開会にあたり広瀬理事長は「先日のパリオリンピックで馬術界にメダル獲得という歴史が開きました。バロン西さんから数えて92年かかりました。先人の方々に感謝したいとおもいます。本日、会場にも日本の馬術界の発展に大きく貢献された先輩方もいらしています。日本馬術界の歴史的な団体総合馬術銅メダルを記念して万歳三唱をしたいとおもいます」とあいさつした。
オークションは馬場馬、障害80cm、障害100cm、障害110cm、障害120cm、練習馬、ポニー、若馬とクラスごとに分けて上場。上場馬にはクロフネ、オルフェーヴル、アサクサデンエン、アジアエクスプレス、アスカクリチャン、ディーマジェスティ、ドレフォンを父に持つ元競走馬の姿もあった。
上場馬は17頭。2,750,000円(税込)を筆頭に11頭が売却された。
オークション終了後広瀬理事長は「ノーザンホースパークでは久しぶりの開催でした。即戦力が多く揃う市場ですので、みなさん買いやすかったとおもいます。来年は上場頭数をもう少し増やして開催したいですね。団体総合馬術銅メダルのエネルギーで馬術や乗用馬市場が盛り上がってくれたらうれしいです」と話した。