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JRA日高育成牧場でジョッキーベイビーズ北海道地区代表決定戦が行われる

  • 2024年08月05日
  • ラストチャンスで決勝大会進出を決めた大池由起菜さん
    ラストチャンスで決勝大会進出を決めた大池由起菜さん
  • 7人が参加した北海道地区決定戦
    7人が参加した北海道地区決定戦
  • 大接戦となった決勝レース
    大接戦となった決勝レース

 7月28日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、全国ポニー競馬選手権「第14回ジョッキーベイビーズ」北海道地区代表決定戦が行われた。

 「全国ポニー競馬選手権ジョッキーベイビーズ」は全国各地で乗馬に励んでいる子どもたちにとっても夢の舞台。全国各地で行われる地区代表決定戦・選考会を経て地区代表となったちびっ子ジョッキー達が、東京競馬場の芝コースを舞台に日本一を目指して白熱したレースを繰り広げるもので、2009年から行われている。本年の第14回ジョッキーベイビーズ決勝大会は10月13日(日曜)、第4回東京競馬第3日最終レース後に東京競馬場の芝直線400mで開催される。

 北海道地区代表決定戦は、7月27日、28日に開かれた「うらかわ馬フェスタ2024」の2日目に開催。前夜から降り続く雨で馬場に水が浮くあいにくのコンディションのなか、北海道在住の小学校4年生から中学1年生の7人が参加した。

 7人は抽選により3人と4人に分かれて予選レースを実施。予選レースはダート直線200mで行われ、各予選レースの上位2人が決勝レースに進み全国大会への切符を争った。

 予選レース第1戦は4人で行われ、牝7歳の櫻姫に騎乗した有限会社チェスナットファーム所属、中学1年生の大池由起菜さんが1着。2着には牝7歳のロビンに騎乗した浦河ポニー少年団所属、小学6年生の鈴木優雅さんが入った。

 予選レース第2戦は3人で行われ、牝8歳のメイに騎乗したヤシ・レーシングランチ所属、小学6年生の八嶋駿吏さんが1着。2着には騙6歳のルフィに騎乗した浦河ポニー少年団所属、小学4年生の笠松渚さんが入った。

 地区代表決定戦はダート直線200mで行われ、櫻姫に騎乗した大池さんが1着入線。4度目の挑戦で念願だった全国大会の切符を手にした。

 大池さんには浮島理JRA日高育成牧場場長が「第14回全国ポニー競馬選手権ジョッキーベイビーズ」の招待状のパネルを贈呈。ラストチャンスで決勝大会進出を決めた大池さんは「とてもうれしいです。今日は櫻姫も本調子でしたし、がんばってくれました。東京競馬場ではいままでやってきたことを生かしてがんばりたいです。将来はうまにかかわる仕事をしたいとおもいます」と話した。