馬産地ニュース

JRA日高育成牧場でうらかわ馬フェスタが行われる

  • 2024年08月05日
  • ミスシンザン表彰
    ミスシンザン表彰
  • 会場全体で祝福した馬上結婚式
    会場全体で祝福した馬上結婚式
  • G1優勝馬生産牧場表彰
    G1優勝馬生産牧場表彰

 7月27日、28日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場施設内特設会場において、うらかわ馬フェスタ2024第39回シンザンフェスティバルが行われた。

 うらかわ馬フェスタ2024はシンザンフェスティバル実行委員会とJRA日高育成牧場の主催で、浦河町、日高報知新聞社、公益財団法人軽種馬育成調教センターなどが協賛。一般社団法人浦河観光協会、ひだか東農業協同組合、日高軽種馬農業協同組合、浦河町軽種馬生産振興会、荻伏軽種馬生産振興会が後援、北海道日高振興局、浦河警察署、浦河町軽種馬生産振興会青年部、荻伏軽種馬生産振興会青年部などが協力している。

 第39回シンザンフェスティバルは伏木田修実行委員の開会宣言で開幕。中島雅春実行委員長は「今年で39回目となりますシンザンフェスティバルへ、ようこそいらっしゃいました。このように無事に開催を迎えられたのも、JRA日高育成牧場様、BTC軽種馬育成調教センター様をはじめ、ここにいらっしゃる来賓のみなさま、そして、なにより、この会場にいらっしゃるみなさまのおかげと感謝申し上げます。今年の春、シンザンフェスティバルの立ち上げから携わってこられた、わたしたちの仲間であり、実行委員会の中心的存在でもあった田中哲実さんが、68歳という若さで旅立たれました。たいへんショックを受けましたが、哲実さんのぶんまでという気持ちもあり、そういった意味では哲実さんに見守られてこの日を迎えられたのかもしれません。改めてご冥福をお祈りいたします。さて、今年のシンザンフェスティバルは天気がたいへん気になりますが、楽しい催し物をたくさん用意しておりますので、この夏のよい思い出になればとおもいます。どうか、みなさま、2日間楽しんでください」と主催者を代表してあいさつした。

 オープニングセレモニーのあとはミスシンザンを表彰。今年のミスシンザンに選ばれた岡田有未さんと髙橋初奈さんに、賞品や副賞、トロフィー、花束が贈られた。岡田さんは「わたしは浦河町のまちが大好きなので、ミスシンザンに選ばれてとてもうれしくおもいますし、周りの方からたくさん祝福の声をいただきとてもうれしかったです。浦河町はうまのまちとしてとても有名なので、たくさんPRできるよう一生懸命がんばりたいとおもいます」、髙橋さんは「日高山脈がつい先日、日本最大の国立公園として指定され、今年一年はよりいっそう、観光客の方がたくさん来られるのではないかと考えております。わたしはこのミスシンザンとしての一年間は、はじめて浦河町に来られた方に、また来たいとおもっていただけるように、豊富な農作物や豊かな自然など、さまざまな面からPRできればとおもっております」と意義込みを話した。

 メインのサラブレッド馬場結婚式では千歳市在住の今井祐太さん、眞美子さん夫妻が儀礼馬車に乗って入場。中島実行委員長から結婚証明書が読み上げられ、新郎新婦は指輪を交換しウエディングトーチに愛の炎をともして永遠の愛を誓った。

 G1優勝馬生産牧場表彰は、今年のフェブラリーS(G1)をペプチドナイルで優勝した杵臼牧場、昨年のJBCクラシック(Jpn1)と今年の帝王賞(Jpn1)にキングズソードで優勝した日進牧場、今年の天皇賞(春)(G1)をテーオーロイヤルで優勝した三嶋牧場を表彰。中島実行委員長から賞状と副賞が贈呈された。

 28日は降雨のため、午前中のふれあいポニー、無料スワロー馬車・引馬乗馬、無料ポニー馬車などは中止となったが、BTCイベントの調教施設見学ツアー、蹄鉄コースターづくり、蹄鉄打ち実演、ばんえい競馬PRブースなどは大人気。延べ2,000人の家族連れや牧場スタッフ、観光客などが馬にまつわるイベントを楽しんだ。