札幌競馬場でJRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~が始まる
7月20日、JRA北海道シリーズが開幕した札幌市中央区にある札幌競馬場において、JRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~が始まった。開催期間は8月4日までとなっている。
この展示は「JRA70周年記念事業」の一環。2024年は、1954年の日本中央競馬会創立から70周年の節目の年を迎えることから、全国の競馬場を巡回して行われている。
札幌競馬場では1Fターフィーショップ横と4F展示スペースで開催。これまで多くの人たちに感動を与えてきた名馬、名シーンを、「希望」、「驚き」、「勇気」、「夢」、「強い気持ち」という5つのテーマに厳選して紹介した。
「希望」のテーマでは、ハイセイコー、ヴィクトワールピサ、キズナ、「驚き」のテーマでは、ミスターシービー、オルフェーヴル、アーモンドアイを、「勇気」のテーマでは、トウカイテイオー、ディープインパクト、キタサンブラックを、「夢」のテーマでは、タイキシャトル、エルコンドルパサー、イクイノックスを、「強い気持ち」のテーマでは、テンポイントとトウショウボーイ、そしてグリーングラスが繰り広げた有馬記念、ナリタブライアンとマヤノトップガンが死闘を演じた阪神大賞典(G2)、ウオッカとダイワスカーレットの名勝負となった天皇賞(秋)(G1)を、それぞれのプロファイルやストーリーとともに紹介。どれも日本競馬の発展に多大に貢献した名競走馬ばかりだ。
さらに4FフロアではJRA70年史と札幌競馬場の歩みも展示。札幌競馬場の歩みでは、1872年に札幌神社(現:北海道神宮)の祭典に際し、琴似街道で300間(約545m)の直線競馬が行われたということから、2014年に新スタンドがグランドオープンし、2018年にターフパーク(馬場内遊園地)がオープンしたことなど、現在に至るまでの歴史を振り返っている。
また、1Fターフィーショップ横では、MEMORIAL OF HEROと題してオルフェーヴルやディープインパクトのゼッケンなど、名馬たちの貴重なアイテムを展示。あの日の臨場感をサウンドVRで再現したSOUND OF HEROでは、オグリキャップの有馬記念(G1)やイクイノックスの天皇賞(秋)(G1)のレース映像を放映した。