馬産地ニュース

新ひだか町でうま好きミーティング開催

  • 2024年07月16日
  • パンサラッサがテーマになった第1回うま好きミーティング
    パンサラッサがテーマになった第1回うま好きミーティング
  • パンサラッサと対面する子どもたち
    パンサラッサと対面する子どもたち
  • パンサラッサが生まれた木村秀則牧場を訪問
    パンサラッサが生まれた木村秀則牧場を訪問

 6月29日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)は、第1回うま好きミーティングを開催した。

 このイベントは、全国の小学生が馬産地日高で馬と軽種馬産業を「見て・体験して・知る」を目的とした、毎回テーマにそって行うプログラム。JRA日本中央競馬会の特別振興資金助成事業のひとつで、木村秀則牧場、株式会社ジェイエス、アロースタッドが協力した。

 今回のテーマはパンサラッサ。新ひだか町、新冠町、えりも町といった日高管内、札幌市といった北海道のほか、宮城県、長野県、埼玉県など全国から、小学生3年生から6年生までの18人が集まった。

 この日のミーティングには特別ゲストとして、パンサラッサの引退式でパンサラッサの歌を披露した競馬ソングライターのブルーノ・ユウキさん、現役時代のパンサラッサを担当した矢作芳人厩舎の元厩務員として知られる池田康宏さんが参加。新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテルに集合した18人は、それぞれ自己紹介をして、パンサラッサをはじめ、タイトルホルダー、アーモンドアイ、オジュウチョウサン、リバティアイランド、シンザン、ハイセイコー、シンボリルドルフ、キセキノテイオー、オグリキャップ、キタサンブラック、ドゥラメンテ、ソダシ、ブチコ、ゴールドシップ、イクイノックス、ステイゴールド、ディープインパクト、サクラローレルなど自分が好きな馬を教えあって親睦を深めた。

 18人はブルーノ・ユウキさんや池田さんとともに、パンサラッサが生まれ育った新ひだか町静内駒場にある木村秀則牧場を訪問。木村秀則牧場に繋養されている繁殖牝馬や、今年生まれたばかりのコントレイルを父に持つ当歳馬を見学した。木村秀則牧場では厩舎作業も体験。汗を流して馬房に寝藁を入れた。

 昼食後はパンサラッサが種牡馬生活を送る新ひだか町静内田原にあるアロースタッドを訪問。馬房でたたずむパンサラッサと待望の対面を果たした。参加者は「どんな性格ですか?」、「好きな食べ物はなんですか?」、「今年で何歳になりましたか?」、「今年は何頭に種付けしましたか?」などと質問。最後はパンサラッサの前でブルーノ・ユウキさんと一緒にパンサラッサの歌を歌い、7月1日にオーストラリアへ向かうための輸出検疫に入るパンサラッサに「がんばって」とエールを送った。