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セレクトセール事前下見が行われる

  • 2024年07月09日
  • セレクトセール2024の1歳馬の事前下見
    セレクトセール2024の1歳馬の事前下見
  • 装飾が施された厩舎で購買者を出迎えた
    装飾が施された厩舎で購買者を出迎えた
  • セール会場の案内図
    セール会場の案内図

 7月6日、7日、一般社団法人日本競走馬協会(吉田照哉会長代行、会員333名)は、7月8日、9日に苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにて開催する、セレクトセール2024の事前下見(1歳馬)を行った。

 セレクトセールは、世界でも有数のサラブレッドせり市場。第1回は1998年に開催され、50億円に迫る取引総額を記録して大成功を収めた。過去のセレクトセールの取引馬には、2004年のキングカメハメハ、2005年のディープインパクト、2012年のディープブリランテ、2019年のロジャーバローズ、2024年のダノンデサイルという5頭の日本ダービー馬を筆頭に数多くの活躍馬がいる。

 1歳馬の事前下見は10時から開始。2日間とも雨にたたられるあいにくの天候となったが、国内の有名オーナーのみならず海外からの馬主など多くの購買関係者が朝早くから夕方までひっきりなしに足を運び、お目当ての上場馬のコンフォメーションや馬体のチェックに余念がなかった。

 1歳馬は243頭がラインナップ。リスグラシューの半弟、アルフレードの半妹、アドマイヤリードの牝駒、アスコリピチェーノの半妹、ディアドラの半弟、ポタジェの半妹、ブラストワンピースの半弟、デルマソトガケの全弟、クイーンズリングの半弟、アスクビクターモアの半弟、ベストウォーリアの半妹、ブラックエンブレムの牡駒、クィーンスプマンテの牡駒、レーヴディソールの牡駒といったG1、Jpn1勝ち馬のきょうだいや産駒、エピファネイア、キズナ、キタサンブラック、コントレイル、サートゥルナーリア、スワーヴリチャード、モーリス、ロードカナロアといったトップサイアーの産駒など数多くの良質馬がスタンバイしている。

 1歳市場は7月8日に実施。せりは10時からになる。

 また、9日の当歳市場は244頭がラインナップ。せりは9時30分からとなる。

 セレクトセール2024は2日間ともグリーンチャンネルで生中継。また、インターネットでもライブ中継される。