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函館競馬場でJRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~開催

  • 2024年06月18日
  • 函館競馬場ではじまったJRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~
    函館競馬場ではじまったJRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~
  • 名馬、名シーンを5つのテーマで紹介
    名馬、名シーンを5つのテーマで紹介
  • 名馬の貴重な記念品も展示された
    名馬の貴重な記念品も展示された

 6月8日、JRA北海道シリーズが開催されている函館市駒場町にある函館競馬場において、JRA70周年記念展示~HEROがくれたもの~が始まった。

 この特別展示は「JRA70周年記念事業」のひとつ。2024年は、1954年の日本中央競馬会創立から70周年の節目の年にあたることから、スタンド3階特設会場では、これまで多くの競馬ファンらに大きな感動を与え、記憶に刻まれたてきたHEROたちの輝かしい蹄跡を、HEROたちがくれたものというかたちで、「希望」、「驚き」、「勇気」、「夢」、「強い気持ち」という5つのテーマに厳選して紹介した。

 「希望」のテーマでは、歴史的シーンを生み出したHEROとして、競馬ブームの立役者になったハイセイコー、日本に希望の光を照らした快挙を成し遂げたヴィクトワールピサ、名手を復活させた運命の馬として知られるキズナ、「驚き」のテーマでは、大歓声・どよめきを巻き起こしたHEROとして、常識を覆した三冠馬のミスターシービー、世界を驚かせた豪脚のオルフェーヴル、牝馬三冠馬が衝撃の2分20秒6で駆け抜けたアーモンドアイ、「勇気」のテーマでは、その走りで感動を与えてくれたHEROとして、度重なる骨折を乗り越えて奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー、近代競馬の結晶とうたわれたディープインパクト、国民的スターのタッグでみんなの愛馬になったキタサンブラック、「夢」のテーマでは、世界に挑戦したHEROとして、日本のマイル王から世界のマイル王へ上り詰めたタイキシャトル、世界最高峰の舞台で勝ちに等しい銀メダルを獲得したエルコンドルパサー、変幻自在の圧勝劇で世界トップに輝いたイクイノックス、「強い気持ち」のテーマでは、至高の対決を繰り広げたHEROとして、激闘を繰り返した三強のテンポイントとトウショウボーイ、そしてグリーングラス、これぞ世紀のマッチレースを見せたナリタブライアンとマヤノトップガン、ゴールした瞬間伝説になったウオッカとダイワスカーレットたちの、ストーリーやプロファイルを展示。ほかにもイクイノックス、オルフェーヴル、ディープインパクトのゼッケン、キズナの日本ダービー(G1)で装着した蹄鉄、ディープインパクトがジャパンC(G1)で使用した蹄鉄、イクイノックスのドバイシーマクラシック(G1)の優勝記念プレート、JRAの70年の歴史を振り返る年表などが展示されたほか、名シーンをサウンドVRで再現した「サウンドVRコーナー」も設置された。

 期間は6月23日まで。会場に足を運んだファンは展示パネルなどを興味深く見入っていた。