ヴァーミリアンが函館競馬場に来場
6月8日、9日の2日間、JRA北海道シリーズの開幕を迎えた第1回函館競馬第1日、第2日の舞台となった函館市駒場町にある函館競馬場に、ヴァーミリアンが来場した。
ヴァーミリアンが函館競馬場に来場するのは、2018年以来6年ぶり2回目。6月7日に苫小牧市にあるノーザンホースパークから移動してきたヴァーミリアンは、競馬場内のふれあいパドックに登場した。
2日間は午前にえさやり体験、午後に写真撮影会を実施。競馬場イベント参加アプリで抽選に当たった20名がえさやり体験に、10組が写真撮影会にそれぞれ参加した。
現役時代には日本全国の競馬場や海外にも遠征したヴァーミリアンは、旅慣れていることもあって普段とは異なる環境においても終始落ち着いた様子。差し出されたニンジンをおいしそうにほおばり、写真撮影会でもカメラ目線で凛々しいポーズをとった。
ヴァーミリアンは、父がエルコンドルパサー、母がスカーレットレディ、母の父がサンデーサイレンスという22歳の黒鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、現役時代はサンデーレーシングが所有、栗東の石坂正厩舎が管理し、2008年のジャパンCダート(G1)、2008年のフェブラリーS(G1)、2007年、2008年、2009年のJBCクラシック(Jpn1)、2007年の東京大賞典(Jpn1)、2009年の帝王賞(Jpn1)、2007年、2010年の川崎記念(Jpn1)など13の重賞競走を含め34戦15勝の成績を収めた。
現役引退後の2011年に種牡馬入りし、2017年の種付けを最後に種牡馬を引退。父としては2015年のフェアリーS(G3)を制覇したノットフォーマル、2021年、2023年の東京スプリント(Jpn3)などを制覇したリュウノユキナ、2018年、2019年のテレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)などを制覇したノブワイルド、2019年のTCK女王盃(Jpn3)を制覇したビスカリア、2017年のサマーチャンピオン(Jpn3)を制覇したラインシュナイダーなどを送り出した。
種牡馬引退後はノーザンホースパークにて常用馬に転身。22歳になった現在は、上級者向けの乗馬レッスン用として活躍しているという。