ホッカイドウ競馬で藤田凌駕騎手の紹介セレモニーが行われる
4月17日、2024年のホッカイドウ競馬グランシャリオナイターが開幕した日高町富川駒丘にある門別競馬場の表彰式会場において、本年からホッカイドウ競馬でデビューする藤田凌駕騎手の紹介セレモニーが行われた。
藤田騎手は2006年5月28日生まれの17歳。愛知県の出身で小野望厩舎の所属になる。勝負服は黄、胴青たすき、袖青一本輪で、好きな色とあこがれの柄を取り入れ、昨年、ホッカイドウ競馬での研修中に世話になった、期間限定騎乗できていた浦和の福原杏騎手のデザインを参考にしたという。
第9競走本馬場入場後に行われた紹介セレモニーには、藤田騎手、師匠の小野調教師、北海道調騎会角川秀樹会長、安田貞彦開催執務委員長、1年先輩の阿岸潤一朗騎手と宮内勇樹騎手、宮平鷹志騎手らが出席。角川会長から「がんばってください」と激励され花束が贈られると、藤田騎手は「ありがとうございます」と気を引き締めた。
藤田騎手は「わたしが騎手を目指したきっかけは、小さいころから動物が好きで、この小さな体と動物が好きという職業に就きたいとおもったからです。ホッカイドウ競馬を選んだのは、2歳馬の調教に興味があり、2歳馬を育てるということに魅かれたのと、他場に乗りにいけるチャンスも多く、ホッカイドウ競馬にとどまらずほかの場でも活躍したいとおもったからです。まずは兄弟子の小野楓馬騎手を超えられるように頑張りたいです。この小さな体と減量を生かした、熱狂できるようなレースを頑張ってつくっていくので、応援よろしくお願いいたします」とあいさつ。セレモニーには愛知県や九州から駆け付けた家族や親族も見守り、ファンからは温かな拍手が送られた。
藤田騎手の初騎乗は、この日の第10競走のグランシャリオドリーム賞。ダイノカールに騎乗し12頭立ての10着だった。レース後には騎乗を依頼した川島雅人調教師や師匠の小野調教師がアドバイスする光景があった。初騎乗を終えた藤田騎手は「ホッとした部分もありますが、やっぱり実際のレースは難しいことが多かったです。まだまだ引き出しが少ないですし技術も未熟で課題も多いので、そこを伸ばしていきたいです」と話した。