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ホッカイドウ競馬で藤田凌駕騎手が初勝利

  • 2024年04月24日
  • デビュー2戦目で初勝利をあげた藤田凌駕騎手
    デビュー2戦目で初勝利をあげた藤田凌駕騎手
  • 大応援団の声援に白い歯がこぼれた
    大応援団の声援に白い歯がこぼれた
  • 口取り写真には藤田騎手の家族や親族も収まった
    口取り写真には藤田騎手の家族や親族も収まった

 4月18日、日高町富川駒丘にある門別競馬場で開催されているホッカイドウ競馬グランシャリオナイター令和6年度第1回門別競馬2日目の第4競走、エンルム岬賞(サラブレッド系 3歳以上C4‐3 距離1,700m外)において、4番人気のクールギブスが1着となり、騎乗した藤田凌駕騎手は2024年4月17日第10競走の初騎乗から2戦目で、うれしい初勝利を記録した。

 デビュー2戦目となったレースでは、五分のスタートを切ると先行して3コーナー付近で先頭に。直線で後続を突き放し、最後は2着のラベンダージェンヌ以下に5馬身もの差をつけ堂々とゴール板を駆け抜けた。

 藤田騎手に初勝利をプレゼントしたクールギブスは、父がトビーズコーナー、母がジツリキオーシャン、母の父がキングヘイローという牡8歳の栗毛。橋本富夫氏の所有馬、山口竜一厩舎の管理馬、浦河町野深にある上山牧場の生産馬になる。

 記念すべき初勝利は、藤田騎手が育った愛知県や九州から駆け付けた家族や親族の前で達成。ウイニングランを終えて後検量に戻ってきたときは大応援団の声援や祝福の声に笑顔で応え、喜びを分かち合った。

 レース後、藤田騎手は「昨日の初騎乗のときは、見ている以上に実際のレースは難しくて、うまくいかないことが多く、先生から貴重なアドバイスをいただき反省すべき点がたくさんありました。今日は昨日の反省をふまえて馬の邪魔をしないように騎乗できたとおもいます。スタートがうまく決まったので前の方で進めていこうという感じでした。ただ、折り合いが難しくまだまだ課題がありました。3、4コーナーあたりでかた鞭を入れたときに反応が良かったし、手ごたえもあったので、外に出して全力で追いました。最後の直線では後ろからきている気配もなかったですし、残り100mのあたりでスタンドからの大きな声援が聞こえましたので、これはもしかしたら勝てるのでは、とおもいました。勝ったときは感無量でした。最後の直線は長く感じました。まわりの同期たちもデビューして勝利をあげている子が何人もいるので焦りもありました。まずは1勝を早めにあげることができてうれしいです。周囲の期待に応えることができてよかったです。早くまわりの先輩に追いつけるようにがんばります。これからもひとつずつ勝利を積み重ねて、いずれはホッカイドウ競馬を代表できるようなジョッキーになれればとおもいます」と話した。