オメガパフュームの初年度産駒が誕生する
新ひだか町静内田原にある北洋牧場において、昨年から新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにて種牡馬生活を送るオメガパフュームの初年度産駒が誕生した。
期待の初年度産駒は1月19日に生まれた鹿毛の牡馬。母はトップシンデレラで一族には2002年の共同通信杯(G3)3着のセイコーアカデミー、2014年のアイビスサマーダッシュ(G3)などを制覇し、2015年のシルクロードS(G3)3着のセイコーライコウなどがいる血統になる。
開業獣医師でもある北洋牧場の佐藤和茂社長は「出産予定日通りに生まれてきました。母にとっては初産でしたがお産も順調で、産後も母子ともに順調に経過し問題なく育っています。現在、オメガパフュームの母親を縁があって往診することがあるので、オメガパフュームのレースは欠かさず見ていました。東京大賞典(G1)4連覇という成績は見事としか言いようがありませんね」と話した。
明けて9歳になったオメガパフュームは、父がスウェプトオーヴァーボード、母がオメガフレグランス、母の父がゴールドアリュールという芦毛。千歳市東丘にある社台ファームの生産馬で、2017年の千葉サラブレッドセールにおいて16,200,000円(税込)で取引された市場取引馬として知られる。
オメガパフュームの競走成績は26戦11勝2着7回3着4回。2018年のデビュー以来、ダート中距離競走で安定したパフォーマンスを披露し、2018年、2019年、2020年、2021年に東京大賞典(G1)を4連覇するという偉業を成し遂げたほか、2019年の帝王賞(Jpn1)、2022年のアンタレスレスS(G3)、2020年の平安S(G3)、2018年のシリウスS(G3)に優勝、2018年、2019年、2020年、2021年のJBCクラシック(Jpn1)、2020年の帝王賞(Jpn1)、2021年の川崎記念(Jpn1)、2018年のジャパンダートダービー(Jpn1)でいずれも2着、2022年の帝王賞(Jpn1)で3着になるなど、2022年に現役生活を退くまでダートのトップホースとして活躍した。
種牡馬1年目は155頭に種付け。ダートサイアーとして人気を集めている。2024年の種付料は受胎条件500,000円(フリーリターン特約付き)に設定されている。