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JRA日本中央競馬会が生産者団体表彰を行う

  • 2024年03月25日
  • 胆振軽種馬農業協同組合が第1位になった生産者団体表彰
    胆振軽種馬農業協同組合が第1位になった生産者団体表彰
  • 第2位の新冠町軽種馬生産振興会の表彰
    第2位の新冠町軽種馬生産振興会の表彰
  • 第3位の門別軽種馬生産振興会の表彰
    第3位の門別軽種馬生産振興会の表彰

 3月14日、15日、JRA日本中央競馬会(吉田正義理事長)は2023(令和5)年度生産者団体表彰を行った。

 この表彰は各団体の管轄する地域の生産馬の重賞競走における第1着の本賞金額合計に応じて、第1位と第2位には賞状と持ち回りの賞杯を、第3位には賞状を授与して行うもの。JRAがわが国の軽種馬生産の振興と軽種馬の生産育成について、各産地間の切磋琢磨をいっそう促し、競走馬の資質向上に資するため1990年から実施している。生産馬の地区決定は、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発行した登録証明書に記載された生産牧場の所在地と規定されている。

 2023年度については、ジャパンC(G1)、天皇賞(秋)(G1)、宝塚記念(G1)などを制覇したイクイノックス、3歳牝馬三冠を達成したリバティアイランド、有馬記念(G1)を制覇したドウデュース、日本ダービー(G1)を制覇したタスティエーラ、皐月賞(G1)を制覇したソールオリエンスなどを出した胆振地区の胆振軽種馬農業協同組合が第1位。第2位は京都大賞典(G2)を制覇したプラダリア、AJCC(G2)のノースブリッジなどを出した新冠町軽種馬生産振興会、第3位はセントライト記念(G2)を制覇したレーベンスティールなどを出した門別軽種馬生産振興会、第4位は高松宮記念(G1)を制覇したファストフォースなどを出した浦河町軽種馬生産振興会と続いた。胆振軽種馬農業協同組合は2003年度から21年連続、通算31回の第1位となった。

 14日に千歳市北栄にあるANAクラウンプラザホテル千歳において行われた表彰式では、菊田淳JRA馬事担当理事が「貴組合は多年軽種馬生産の振興に精励され、管内から多くの優秀な競走馬を中央競馬におくり、本会の生産者団体表彰基準により頭書の成績を収めらました。よってその功績を讃え表彰いたします」と田中芳郎胆振軽種馬農業協同組合代表理事組合長を祝福。表彰状と金色に輝くトロフィーを贈った。

 翌15日には新ひだか町静内古川町にある新ひだか町公民館コミュニティセンターにおいて表彰式が行われ、菊田淳JRA馬事担当理事が、第2位となった新冠町軽種馬生産振興会細川博之会長と第3位になった門別軽種馬生産振興会会員で日高軽種馬農業協同組合の庄野宏志理事を表彰。賞状や賞杯を贈り栄誉をたたえた。

 なお第5位以下は、静内軽種馬生産振興会、荻伏軽種馬生産振興会、平取軽種馬生産振興会、九州軽種馬協会の順となった。