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静内軽種馬生産振興会が重賞競走優勝牧場を祝う会を開催

  • 2024年02月14日
  • 4年ぶりに開催された重賞競走優勝牧場を祝う会
    4年ぶりに開催された重賞競走優勝牧場を祝う会
  • 受賞牧場には賞状や記念品が贈呈された
    受賞牧場には賞状や記念品が贈呈された
  • 静内産馬のますますの活躍を祈念した
    静内産馬のますますの活躍を祈念した

 2月7日夜、新ひだか町静内地区の生産者で組織する静内軽種馬生産振興会(畠山史人会長)は、新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテル2階エクリプスホールにおいて、令和5年度重賞競走優勝牧場を祝う会を開催した。

 祝う会には畠山会長をはじめとした振興会会員のほか、日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長、中脇一幸理事、村上博之理事、JRA日本中央競馬会日高育成牧場の浮島理場長と頃末憲治副場長、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長と岬隼人専門役、新ひだか町の大野克之町長、北海道日高振興局産業振興部の宮﨑義光部長、しずない農業協同組合の西村和夫会長理事らが出席。重賞競走優勝を祝福した。

 昨年、同振興会会員生産馬は、中央競馬ではビッグレッドファーム生産のマイネルグロンが中山大障害(JG1)をはじめ11の重賞競走を、地方競馬においては千代田牧場生産のウシュバテソーロが東京大賞典(G1)、高橋ファーム生産のミックファイアがジャパンダートダービー(Jpn1)、畠山牧場生産のアイコンテーラーがJBCレディスクラシック(Jpn1)など35の重賞競走を、海外においてはウシュバテソーロがドバイワールドC(G1)を制覇。祝う会では重賞競走優勝牧場に、振興会や北海道日高振興局、新ひだか町から賞状や記念品が贈呈された。

 主催者を代表して畠山会長は「本日はみなさま、ご多忙にもかかわらず当会主催重賞競走優勝牧場を祝う会にご出席いただき、まことにありがとうございます。昨年まで新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から3年ほど開催を見送っておりましたが、昨年5月より5類感染症へ移行に伴い、本年より開催させていただくこととさせていただきました。昨年は当地区からは中央・地方・海外併せまして47レースの重賞を勝利され大変喜ばしいかぎりです。24牧場のみなさま、まことにおめでとうございます。出席くださいましたみなさまのご健勝と生産者みなさまの今後の産駒の活躍を祈念いたします」とあいさつ。来賓を代表して浮島場長は「本日表彰を受けられました生産牧場のみなさま、まことにおめでとうございます。中央、地方でG1馬4頭、また数々のレースにご活躍されまして、これはみなさまが夢を信じて取り組んでいらっしゃる成果だとおもいます。改めて敬意を表する次第です。また、年が明けまして、JRA賞、NARグランプリもあり、2023年度JRA賞ではビッグレッドファーム様の生産馬であるマイネルグロン号が最優秀障害馬、また、千代田牧場様のウシュバテソーロ号が特別賞を受賞されました。さらにはNARグランプリ2023においても高橋ファーム様のミックファイア号が3歳最優秀牡馬、ウシュバテソーロ号がダートグレード競走特別賞馬、それぞれ受賞されました。まさに、中央、地方のみならず世界最高峰の競走でも素晴らしい成績を残された、静内地区の生産者のみなさまには重ねてお祝いを申し上げます」と祝辞を述べた。

 祝宴ではウシュバテソーロが優勝したドバイワールドC(G1)、東京大賞典(G1)、川崎記念(Jpn1)、マイネルグロンが優勝した中山大障害(JG1)、ミックファイアが優勝したジャパンダートダービー(Jpn1)、アイコンテーラーが優勝したJBCレディスクラシック(Jpn1)のレース映像を大型スクリーンで放映。ゴールの瞬間には快挙を祝う盛大な拍手が送られた。