馬産地ニュース

日本軽種馬協会静内種馬場で種付安全祈願祭

  • 2024年01月31日
  • 40人の関係者が参列した種付業務安全祈願祭
    40人の関係者が参列した種付業務安全祈願祭
  • 新種牡馬のシャープアステカを披露した
    新種牡馬のシャープアステカを披露した
  • 種付条件は受胎確認後支払150万円
    種付条件は受胎確認後支払150万円

 1月30日、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場は、令和6年度種付業務安全祈願祭を執り行った。

 この祈願祭は、種付け、出産シーズンにおける人馬の無病息災、安全、愛馬の活躍を願う神事。シーズンイン前に行われるスタリオン施設の恒例行事で、この日は静内種馬場の遊佐繁基場長をはじめとした種馬場職員、本協会副会長理事で日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長、田中裕之理事、前川則久理事、谷岡康成代表監事、岡本邦彦参事、小島謙治業務部長、競走馬のふるさと日高案内所の河村伸一所長、静内軽種馬生産振興会の畠山史人会長、生産育成技術者研修第45期生など関係者約40人が参列し、静内神社の宮司の神事に則り種付所に設けられた祭壇に玉櫛をささげた。

 祈願祭後には今年から静内種馬場に導入された新種牡馬のシャープアステカを参列者に披露。シャープアステカは現役時代、シガーマイルH(G1)を含む重賞5勝をあげるなどトップマイラーとして活躍、種牡馬としては初年度産駒34頭が2歳時に勝ち上がり、2022年北米ファーストクロップ&2歳総合サイアーランキング勝馬数第1位を記録している。

 昨年12月にスタッドインしたばかりのシャープアステカは、堂々とした立ち居振る舞いで登場。すでに150頭ほどの配合申し込みがあるという。

 遊佐場長は「今年は新種牡馬のシャープアステカのほか、本邦初年度産駒が2歳デビューを迎えるノーブルミッション、世界で活躍馬を送るカラヴァッジオ、2世代続けてJRA重賞勝ち馬を出したデクラレーションオブウォーなど10頭体制でシーズンを迎えます。まだ配合に余裕のある種牡馬もいます。多くのご利用をお待ち申し上げます。種牡馬展示会は2月9日午前9時からになります」と説明。さらに「昨年に続きみなさまへは種馬事業に関するアンケートを実施する予定です。みなさまの要望やご意見を参考にしてより良い運営を目指す所存です」と決意を新たにした。