ネクサスハートがイーストスタッドでスタッドイン
12月24日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、2024年度から種牡馬として新たに供用を開始するネクサスハートがスタッドインした。
ネクサスハートのスタッドインには、佐古田直樹イーストスタッドマネージャーをはじめとしたスタッフや事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシー職員らが出迎え、待望の新種牡馬に熱い視線を送った。
明けて6歳になったネクサスハートは、父がブラックタイド、母がシュガーハート、母の父がサクラバクシンオーという血統。日高町福満にあるヤナガワ牧場の生産で、2015年の菊花賞(G1)、2016年、2017年の天皇賞(春)(G1)、2016年のジャパンC(G1)、2017年の大阪杯(G1)、2017年の天皇賞(秋)(G1)、2017年の有馬記念(G1)、2015年のスプリングS(G2)、2015年のセントライト記念(G2)、2016年の京都大賞典(G2)などを制覇し、2016年、2017年のJRA賞年度代表馬とJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞し、種牡馬としては2022年、2023年の天皇賞(秋)(G1)、2022年の有馬記念(G1)、2023年のドバイシーマクラシック(G1)、2023年の宝塚記念(G1)、2023年のジャパンC(G1)、2021年の東京スポーツ杯2歳S(G2)などを制覇し2022年、2023年のJRA賞年度代表馬と2022年の最優秀3歳牡馬、2023年最優秀4歳以上牡馬を受賞したイクイノックスや2023年の皐月賞(G1)などを制覇したソールオリエンスなどの父として知られるキタサンブラックの全弟になる。2018年のセレクトセールサラブレッド当歳において、135,000,000円(税込)で合同会社DMM.comに購買された市場取引馬だ。
現役時代のネクサスハートは、DMMドリームクラブ(株)が所有、栗東の武幸四郎厩舎、北海道の小野望厩舎、兵庫の新子雅司厩舎が管理し、競走成績は23戦4勝2着2回3着1回。ラストランとなった2023年11月9日の道営記念において6頭が落馬するアクシデントで競走中止したが、幸い大きな怪我もなく無事で種牡馬になることができた。
2024年の種付料は受胎確認後支払30万円(フリーリターン特約付き)、産駒誕生後支払40万円。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「キタサンブラックの全弟という良血馬だけあって、品のある顔つきをしていますね。雄大な馬体も毛色もキタサンブラックによく似ているとおもいます。半兄のショウナンバッハも数少ない産駒からJRAで勝ち馬を送り出しましたから、自ずとネクサスハートにもその可能性があると感じております。さっそく、試験交配など種牡馬になるための準備をしていきます。一頭でも多く繁殖牝馬を集めたいです」と話した。