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マスタリーがレックススタッドにスタッドイン

  • 2023年11月30日
  • スタッドインしたマスタリー
    スタッドインしたマスタリー
  • 輸入検疫を終えてレックススタッドに到着した
    輸入検疫を終えてレックススタッドに到着した
  • 現役時代は4戦4勝と無敵を誇った
    現役時代は4戦4勝と無敵を誇った

 11月18日、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、2024年から新たに種牡馬として供用を開始するマスタリーがスタッドインした。

 マスタリーは牡9歳の黒鹿毛。父はキャンディライド、母はステディコース、母の父はオールドトリエステという血統の米国産馬になる。

 マスタリーの競走成績は4戦4勝。2016年10月にデビューし初勝利。続くボブホープS(G3)で重賞初制覇を飾った。3戦目のキャッシュコールフュチュリティ(G1)を7馬身1/4差で制しG1初制覇。翌年のサンフェリペS(G2)も6馬身3/4差で圧勝し、底を見せないまま現役生活にピリオドを打った。

 現役引退後の2018年から米国のクレイボーンファームで種牡馬入り。海外ではゼニアッタS(G2)などを制覇したミッドナイトメモリーズ、エンデヴァーS(G3)などを制覇したサプライジングリー、UAEオークス(G3)2着のアラビアンカゼルなどの活躍馬を送り出している。また、日本では10月29日に東京競馬場において秋嶺Sを制覇したサクセスローレルが代表産駒になる。

 父キャンディライドはアルゼンチン産で、現役時代はパシフィッククラシック(G1)、サンイシドロ大賞(G1)、JSアンチョレナ大賞(G1)、アメリカンH(G2)などを制覇。種牡馬としてはマスタリーのほか、BCクラシック(G1)、ホイットニーS(G1)、ペガサスワールドC招待S(G1)、ウッドワードS(G1)、スティーヴンフォスターH(G1)、クラークH(G1)などを制覇したガンランナー、サンタアニタH(G1)、オーサムアゲインS(G1)、パシフィッククラシック(G1)、マリブS(G1)、キャッシュコールフュチュリティ(G1)などを制覇したシェアドビリーフ、メトロポリタンH(G1)、カーターH(G1)などを制覇したヴェコマなど数多くの活躍馬を送り出している。

 事務局の(株)レックスは「現役時代の競走成績は4戦無敗、2着以下に付けた着差は19馬身以上という圧倒的な強さは、目を見張るものがあります。日本で唯一出走しているサクセスローレルはJRA4勝と活躍していますし、血統的にも配合に困らない有用性の高い種牡馬とおもいます」と話した。2024年の種付条件は決まり次第発表される。