馬産地ニュース

日本軽種馬青年部連絡協議会が定期総会開催

  • 2023年11月30日
  • 札幌市で行われた第33回定期総会
    札幌市で行われた第33回定期総会
  • あいさつする佐々木拓也会長
    あいさつする佐々木拓也会長
  • 飼料価格高騰に対する要望書を提出
    飼料価格高騰に対する要望書を提出

 11月22日、全国の各地区軽種馬青年部を以って構成する日本軽種馬青年部連絡協議会(佐々木拓也会長、会員数221名)は、札幌市中央区にある札幌東急REIホテルにおいて、第33回定期総会を開催した。

 定期総会には佐々木会長をはじめとした理事や会員のほか、来賓として公益社団法人日本軽種馬協会の上野儀治副会長常務理事、菊池文孝生産対策部部長、冨成雅尚業務部上席調査役、JRA日本中央競馬会の2023年生産地研修生などが出席。齋藤善厚副会長の開会宣言後、佐々木会長は「今年1年振り返りまして、せりもひと通り終わりまして、みなさん、いかがでしたでしょうか。いまのサラブレッド業界はいろいろな意味で好景気ですが、いままでのことを考えますと、先々、これが弾けたときにどうなるのかと、不安になることもあります。全国青年部としても、これからさきどのようにしていくか、バックアップする体制を整えられる事業を行っていければとおもいます。みなさまが1年を通して笑顔で終われるような、サラブレッド業界であるようにしていきたいとおもっておりますので、よろしくお願いいたします」とあいさつした。

 上野副会長常務理事は「第33回の定期総会の開催、まことにおめでとうございます。日ごろから軽種馬協会の事業につきまして、ご理解、ご協力に、この場をお借りして感謝申し上げます。わたし自身、初めてこの総会に出席させていただきます。せっかくの機会ですので、若いみなさまからご意見をいただき、当協会の軽種馬生産事業、あるいは種牡馬事業に反映させたいとおもっております」と祝辞を述べた。

 議事は佐々木会長を議長に進行。令和4年度事業報告並びに収支決算、研修会・講習会の実施、組織の発展的継続および地域交流、関係団体への協力要請、講習講話会記録保存、BOKUJOBへの協力など、令和5年度事業計画並びに収支予算(案)、年会費の徴収についてなどが賛成多数で承認された。

 また、任期満了に伴う役員改選も行われ、新たな役員には日高地区から矢野良氏、稲葉愛夏氏、前谷卓也氏、胆振地区から平岡裕也氏が選任され、その後の役員会で佐々木会長の留任も決定。日本軽種馬青年部連絡協議会を代表して佐々木会長が公益社団法人日本軽種馬協会に対し、飼料価格高騰に対する要望書を提出した。