新ひだか町でうまカルフェスin新ひだかが開催される
10月28日、新ひだか町の静内神森にある北海道市場において、「うまカルフェスin新ひだか」が開催された。
「うまカルフェスin新ひだか」は、馬産地・新ひだか町の魅力を発信する目的で新ひだか町が主催。HBA日高軽種馬農業協同組合、JRA日高育成牧場、しずない農業協同組合、北海道静内農業高等学校、有限会社ビッグレッドファーム、北海道和種馬保存協会、道央流鏑馬会、一般社団法人umanowaが協力した。
会場では日本ダービー馬のレイデオロなど数多くの活躍馬を管理した藤沢和雄元調教師と、ウオッカ、ロジャーバローズという2頭の日本ダービー馬をはじめ、数多くの重賞勝ち馬を育てた角居勝彦元調教師によるスペシャルトークショーが行われたほか、新冠町のビッグレッドファームで繋養されるオークス馬ユーバーレーベンの展示、馬のイラストレーターでおなじみのおがわじゅりさんによる馬のおえかき教室、JRA日高育成牧場の装蹄師による造鉄デモンストレーション、パレードリンクでの体験乗馬、札幌まちばしゃでお馴染みのキタノダイナミックによる馬車の運行、調教師引退後は石川県で引退競走馬に対する取り組みを行う角居勝彦元調教師と新冠町にある引退馬牧場ノーザンレイクの佐々木祥恵氏による引退馬活動トークショー、馬上から的に狙い矢を放つ日本古式弓馬術として知られる流鏑馬披露とどさんこ講座、高校生までを対象に模擬せり体験ができるキッズセリ、いろいろな種類の馬の体重を予想する馬の体重当てクイズなどが実施された。
ふだんはサラブレッドのせりが行われるセール会場にて行われたチャリティーオークションには、新ひだか町に縁のある競走馬の貴重なグッズが16品出品。熱気を帯びた会場ではほうぼうから積極的なビッドがあり、普段のせり以上に盛り上がりを見せた。 最高価格はタイトルホルダーの2022年有馬記念(G1)出走ゼッケンに付いた520,000円。16品すべてに声がかかり、落札総額は1,851,000円に上った。収益は認定NPO法人引退馬協会に寄附されるという。
会場にはほかにもうまのふわふわドームが設置されたほか、新ひだか町の飲食店による飲食や新ひだか観光協会などによる馬グッズを販売。先着1,000人の来場者には会場で使用できる500円分のチケットが配布された。
はじめてのうまカルフェスin新ひだかには、新ひだか町や北海道、道外から約2,000人の競馬ファンや家族連れ、観光客が来場。ウマ娘に扮したコスプレイヤーも集まり、馬にちなんだ多彩なイベントを楽しんだ。