門別軽種馬生産振興会が馬魂慰霊祭
10月6日、日高町の門別地区の軽種馬生産者で組織する門別軽種馬生産振興会(槇本一裕会長)は、日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、馬魂慰霊祭を執り行った。
馬魂慰霊祭は毎年10月に行われる振興会の伝統行事。馬魂慰霊碑の周辺には、かつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていた、1980年、1981年の年度代表馬ホウヨウボーイの墓碑や馬頭観世音菩薩が建立されている。
馬魂慰霊祭には槇本会長ら会員、日高軽種馬農業協同組合の梁川正普理事、日高町の大鷹千秋町長、小野俊勝産業課長、日高町獣医師会の沖田正憲会長、公益社団法人日本軽種馬協会の木村貢顧問、山本竜太静内種馬場次長、株式会社サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也営業部長、門別町農業協同組合の伊藤貴志金融部営農相談振興課長、ひだか・ホース・フレンズの村上善巳場長らが参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に則って、門別の軽種馬産業発展、軽種馬生産育成のレベルアップに貢献した競走馬、種牡馬、繁殖牝馬などの功労馬に感謝の気持ちを伝えて冥福を祈り、今後の門別産馬や愛馬の活躍、無事の出産、軽種馬生産のさらなる発展を祈願した。
槇本会長は「本日は風が強い悪天候のなか、馬魂慰霊祭にご参列いただきありがとうございました。北海道市場も好調ですし、日本軽種馬協会の種牡馬の産駒や門別産馬も活躍しています。これからも頑張ってほしいです」と話した。
門別地区の生産馬は今年、大阪杯(G1)を制覇したジャックドール、セントライト記念(G2)を制覇したレーベンスティール、京成杯オータムH(G3)を制覇したソウルラッシュ、マーメイドS(G3)を制覇したビッグリボン、オーシャンS(G3)を制覇したヴェントヴォーチェ、中山金杯(G3)を制覇したラーグルフ、ダイヤモンドS(G3)を制覇したミクソロジー、小倉サマージャンプ(JG3)を制覇したテーオーソクラテス、小倉記念(G3)を制覇したエヒト、さきたま杯(Jpn2)を制覇したイグナイター、サマーチャンピオン(Jpn3)を制覇したサンライズホーク、テレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)を制覇したドライスタウト、かきつばた記念(Jpn3)、マーキュリーC(Jpn3)、白山大賞典(Jpn3)を連勝したウィルソンテソーロ、ホッカイドウ競馬3歳三冠を達成したベルピット、高知三冠を達成したユメノホノオなどが活躍。秋のビッグレースでの吉報が期待されている。