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社台スタリオンステーション放牧見学会が始まる

  • 2023年10月12日
  • 10月1日から始まった社台スタリオンステーション放牧見学会
    10月1日から始まった社台スタリオンステーション放牧見学会
  • ディープインパクトなどの墓前で手を合わせる見学者
    ディープインパクトなどの墓前で手を合わせる見学者
  • 放牧地には8頭の有名種牡馬が放牧された
    放牧地には8頭の有名種牡馬が放牧された

 10月1日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークは、社台スタリオンステーション放牧見学会を開始した。

 社台スタリオンステーション放牧見学会は、日本を代表するトップ種牡馬が暮らす社台スタリオンステーション敷地内の放牧場にて、有名種牡馬の見学や、お墓参りができる日時限定プラン。10月1日から11月20日の期間中、日時限定、事前予約で特別に開催されるものだ。社台スタリオンステーションの協力により、2022年秋に初開催され大好評を博したという。

 放牧見学会初日となった1日には、北海道内外から自家用車やレンタカー25台が、ノーザンホースパークにて受付を済ませイベント参加証をフロントガラスに置き、社台スタリオン放牧見学地に入場。出迎えた社台スタリオンステーション事務局スタッフは、注意事項などを説明し「短い時間ですが楽しんでいってください」とゲストをもてなした。

 この日は、2019年の皐月賞馬サートゥルナーリア、初年度産駒から今年の日本ダービー馬タスティエーラを送り出したサトノクラウン、2016年の菊花賞馬サトノダイヤモンド、2016年の米チャンピオンスプリンターで2022年の皐月賞馬ジオクリフの父でもあるドレフォン、グランプリホースのブラストワンピース、海外G1勝ち馬のディアドラやノームコアなど数多くの活躍馬を送り出しているハービンジャー、2016年のドバイターフ(G1)を制覇したリアルスティール、2017年の菊花賞馬キセキ、2022年度JRA賞最優秀2歳牡馬ドルチェモアなどの父として有名なルーラーシップ、2017年の日本ダービー馬レイデオロが放牧地で元気な姿を披露した。

 見学者は見学台や柵越しから、一眼レフやスマートフォンを手に写真や動画を撮影。また、敷地内にあるトウカイテイオー、ディープインパクト、キングカメハメハ、クロフネの墓碑に手を合わせるファンの姿もあった。

 本年の社台スタリオンステーション放牧見学会は、10月1日から11月20日までの土曜日、日曜日、月曜日に合計19回開催。1組2000円(税込、入園料別途)の自車プランと、開催日限定で一人1500円(税込、入園料別途、小学生未満は無料)のシャトルバスプランがあるが、予約申込を開始してすぐに、全開催日が定員に達したという。