ジュンライトボルトが優駿スタリオンステーションにスタッドイン
9月30日午前9時頃、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、2024年から種牡馬として供用を開始するジュンライトボルトがスタッドインした。
ジュンライトボルトのスタッドインには、優駿スタリオンステーションの飛渡清一代表やスタッフ、事務局(株)優駿の須崎孝治代表をはじめとした役職員、近隣の生産者などが出迎え。新種牡馬の無事のスタッドインを確認すると、期待と安堵の表情を見せた。
ジュライトボルトは牡6歳の鹿毛。父はキングカメハメハ、母はスペシャルグルーヴ、母の父はスペシャルウィークという血統で、半兄は2019年の中京記念(G3)などを制覇したグルーヴィット、曽祖母は1996年のオークス(G1)、1997年の天皇賞(秋)(G1)などを制覇したエアグルーヴ、4代母は1983年のオークスなどを制覇したダイナカール、一族には2015年の日本ダービー(G1)、皐月賞(G1)などを制覇したドゥラメンテ、2003年、2004年のエリザベス女王杯(G1)などを制覇したアドマイヤグルーヴ、2012年の香港クイーンエリザベス二世C(G1)などを制覇したルーラーシップ、2006年の高松宮記念(G1)などを制覇したオレハマッテルゼなど数多くの活躍馬がいる。
安平町早来源武にあるノーザンファームの生産。日本競走馬協会が主催する2018年のセレクトセール1歳において、河合純二氏に129,600,000円(税込)で購買された市場取引馬として知られる。
現役時代のジュンライトボルトは、河合純二氏が所有、栗東の友道康夫厩舎が管理し、競走成績は28戦7勝2着5回3着2回。2019年7月のデビューから21戦、芝のレースに出走し4勝をあげオープン入りした。
デビュー22戦目に初めてダート戦に出走。転向2戦目でダート初勝利をマークした。続く2022年のシリウスS(G3)は中団待機からラスト3ハロン最速タイの37.6秒の豪脚を繰り出して重賞初制覇。返す刀でチャンピオンズC(G1)に出走すると、中団追走からラスト3ハロン最速となる36.2秒の追い込みで、先に抜け出したUAEダービー馬のクラウンプライド、ディフェンディングチャンピオンのテーオーケインズといったダートのトップホースを一蹴し、G1初制覇を成し遂げた。
(株)優駿は「父はいまや数々の有力後継馬を送り出し絶対的地位を確立しておりますキングカメハメハ、また、母系はダイナカール〜エアグルーヴへと流れ、名種牡馬ドゥラメンテやルーラーシップなど多くの活躍馬を輩出する日本屈指の名血です。芝のレースで見せたスピードと33秒台の切れ味、ダートのレースで見せた目が覚めるような追い込みは、とても印象深いものがありました。ダートでも芝でも活躍する産駒を送り出してくれることを期待しています」と話した。