ひだかうまキッズ探検隊が門別競馬場でキャンプ
9月23日、24日、新ひだか町が主催し、一般社団法人umanowaが企画・運営するひだかうまキッズ探検隊2023は、日高町駒丘にある門別競馬場において、「ひだかうまキッズ探検隊特別編門別競馬場でキャンプ」を開催した。
門別競馬場でのキャンプは2019年以来4年ぶり2回目。一般社団法人北海道馬主会、北海道調騎会、一般社団法人北海道軽種馬振興公社が協賛した。ひだかうまキッズ探検隊のほか日高町の小学生も参加した。
参加者は門別競馬場にある全長900mの屋内調教用坂路を見学したほか、ダートコースを整備する専用車両のウニモグに乗車。スターティングゲートでスターター体験もした。
ポラリス☆スタンドではホッカイドウ競馬を学ぼうクイズ大会を実施。「門別競馬場で食べられるグルメ、ジンギスカン、カレー、もうひとつは何?」、「門別競馬場名物のとねっこジンギスカンは何の上に鍋を置いて食べる?」、「いま、門別競馬場にのきゅう舎にはなんとうくらいの馬がいる?」、「みんながいまいる競馬場の名前は?」といった難問に挑戦した。
クイズ大会のあとは、パドックに場所を移して騎手との交流会を実施。リーディングトップに躍り出た落合玄太騎手、大ベテランの服部茂史騎手、いぶし銀の阪野学騎手、長身の阿部龍騎手、新ひだか町静内出身の小野楓馬騎手、今年デビューした北海道静内農業高等学校出身の阿岸潤一朗騎手、今年デビューした浦河町出身の宮内勇樹騎手、東京シティ競馬から期間限定騎乗中の木澤奨騎手が参加し、子どもたちとジェスチャーゲームに興じた。
夕食は田中淳司調教師や阿部騎手、阿岸騎手、宮内騎手らも交じり、門別競馬場名物のとねっこジンギスカンを堪能。コースを背にしての花火大会やとねっこ広場でのキャンプファイヤーも楽しんだ。
佃輝男専務理事は「門別競馬場は馬産地の競馬場です。わたしたちの競馬場はデビューする2歳馬が日本一多い競馬場です。だいたい600頭くらいデビューします。ホッカイドウ競馬が終わると、そのうちの400頭くらいが全国の競馬場へ移籍して活躍してくれます。その強い馬をつくっているのが、調教師や騎手、きゅう務員の方々です。どこの競馬場にも負けない馬をつくっていますので、ホッカイドウ競馬出身の馬を応援してください。そして、馬を強くしているのは、みなさまにも今日見ていただいた屋内坂路調教施設です。中央競馬では当たり前ですが、地方競馬場ではここにしかありません。今日はそのことを覚えて帰ってください」と話した。